3 ページ4
コンコン
「はーい」
夜、勉強していたときドアをノックする音がして、扉を開けると紅葉がいた
「お飲み物とマカロンをお持ちしました。今夜は董華様の好きなロイヤルミルクティーでございます」
「ありがとう」
コクリと一口飲むと、ミルクティーの甘い味が口の中に広がる
「うん、おいしい」
「よかったです。お勉強は順調に進んでいますか？」
「うん、まあ」
「明日は入試です。早めに切り上げて、ゆっくり休んでください」
「うん、そうする」
ミルクティーを一気に飲み干し、お皿の上のマカロンを食べきる
「ごちそうさまでした。もう寝るね」
「はい。ちゃんと歯磨いてくださいね」
「分かってるって、おやすみ」
「おやすみなさいませ」
「と、ととととととと董華様っ！ご、ごごごごごご準備は！？」
「モモ、確認したって言ったでしょ？」
受験当日
メイドさんのモモがこれでもかってくらい緊張している
「だ、だだだだだだだってぇー」
「このやりとり何回目っ！？」
「もうすぐ出る時間だから、行ってくるね」
うわー、いまからドキドキしてる。
「じゃあ、暁さん、紅葉、モモ行ってきます」
お母さん、お父さん見ててね。私頑張るから
「お嬢、着いたぜ」
「うわ、けっこう早かった」
車から降りて門へと進むと門の横に「雄英高等学校入学試験会場」と書かれた看板が置いてある。
うおぉー、入試きたーって感じする。でも受験は1回中学のときに経験してるし、大丈夫、大丈夫………うん大丈夫。
「よし、大丈夫。頑張れ私」
私は門をくぐり抜けてH型の建物へと歩き始めた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 5人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：澄華愛音 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.mrg
作成日時：2018年11月5日 20時
