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志摩さんと伊吹は行くところがあるらしく、4機捜の分駐所でひとりぼーっとしていた。
大量に吸わされたドーナツEP。
けれども必ず依存性の効果が出る訳では無いそう。
スマホの画面を見て、閉じた。
「おっ、客人か？」
そう言って入ってきたのは俺でも知ってる人だった。
陣馬耕平。その後ろにいるのは多分九重世人。
「久しぶりですね陣馬さん」
「おーほんとだなぁ。いつぶりだよ？そう言えば伊吹のダチだろ、なんか言ってたぞあいつ」
「伊吹さんにも友達と呼べる人いたんですね」
「あはは、友達っていっても10年…くらいは会ってないからどこで何をしてたかもしらない」
「宮地、警察やめたって聞いてたけどな」
「…」
まぁ、潜入捜査してましたし。
本当は雪平にも内緒だったんだけどあいつはどうにも勘がいい。
「まー、再就職した先がヤクザなんて思ってなくて」
「災難だったな」
「あはは。陣馬さん…随分若い子と組んでたんですね」
九重くんを見ると彼は会釈をした。
「九重世人です」
「宮地暦です。いい名前だね、世のため人のため。何かと周りはうるさいと思うけど真に受けたりしなくていいから」
「！」
「…まぁ、なんだ。血っていうのは切っても切り離せない。それで君は辛いことを言われたり思ったりしたと思うけどさ、君にしかない武器がある」
キャリアがどうのとか、父親がどうのとか大変だったろうなと思う。
彼の父親の九重さんと鯨井さんは表面上仲はいいけど犬猿の仲だ。
「…自分にしか、ない武器」
「まー、俺は君じゃないからなんとも言えないけど」
じゃあこれで失礼します、と言って陣馬さんたちに見送られながら鯨井さんの元へ向かった。
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彼方(プロフ) - ssさん» 返信遅くなってしまい申し訳ございません。そのお言葉ですごく励まされました、なんとか終わることも出来ました。読んでくださりありがとうございました！ (2020年9月23日 0時) (
レス) id: 2bed11084c (このIDを非表示/違反報告)
ss - 展開にどきどきして続きが気になって夜も眠れません！！！！すごいです！本当にとっても面白くて好きです！更新楽しみに待っていますね (2020年9月16日 23時) (レス) id: b5f1103cd4 (このIDを非表示/違反報告)
彼方(プロフ) - ぽんきちさん» コメントありがとうございます…！主人公の名前はまだ固定にさせて欲しいです…この話が完走出来たら考えてみます…すみません… (2020年9月11日 6時) (レス) id: 2bed11084c (このIDを非表示/違反報告)
彼方(プロフ) - ssさん» コメントありがとうございます…！ssさんも体調にお気をつけてください！ (2020年9月11日 6時) (レス) id: 2bed11084c (このIDを非表示/違反報告)
ぽんきち(プロフ) - いつも読ませていただいてます！続きが楽しみです！主人公の名前が変更できるようにはなりませんか？ (2020年9月10日 23時) (レス) id: 60a8b99502 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彼方 | 作成日時：2020年9月6日 18時
