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No.7 ページ7
まふまふside
酔って饒舌になったそらるさんはいつもより(Aちゃんについて)喋る
その姿のまぁ幸せそうなこと
でも悩みはあるみたいで……
「言いたいことが言えないんだよ……」
そう呟いてそらるさんはお酒を飲み干した
あぁ、そうだった
そらるさんはこういうとこ不器用なんだった
でもきっとそれだけじゃないよね？
「何を言ってもAを傷つけそうでこわい……」
しばらくしてボソッとそらるさんが言った
むしろこっちの方が重大だとばかりの雰囲気だ
そらるさんは優しいからね
相手のことちゃんと考えてるんだと思う
これは僕も力にならなければ！
と手近にあったものを飲み干す
「にっがっ！？」
うわっお酒一気に飲んじゃった……
「え？なにしてるの？」
「お茶と間違えました……うぅ……」
顔をしかめているとそらるさんが水の入ったコップを渡してくれた
「そらるさん、近いうちにAちゃん借りますね」
これ、これを言いたかったんだ
決心をして飲み物を飲み干し、どや顔でサラッと言って見せれば格好いいのではないか？
なんて考えていたらお茶と間違えてお酒を飲んじゃった
この状況で言うのは格好悪くてもしょうがない
今しかないんだもん
「え？べつに……いいけど？」
なにするの？と聞いてきたそらるさんの思考にさっきの僕がいないことを願い、話を続けた
「それは……ナイショです」
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