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「それと・・・朝さ
潤が俺にかなりマウント取ってきたから
気になって」
部長の目が真剣になる
・・・
「潤の家に行ったんだろ？」
「・・・はい
あ・・・でも、オムライスごちそうしてくれただけです」
「そ？」
そう言って部長はビールをゴクゴクと数回勢いよく飲む
「・・・嘘です」
部長を前にして
私は嘘をつくことができない
「・・・キスしました」
「・・・そ」
「それと・・・」
止まれ
何を言いだす私の口っ
「潤くんが、辛いなら、会社辞めて
うちにくれば？って」
「カフェに？」
「はい・・２号店を出すらしく
そこの経営してみない？って」
トクントクンと少しずつ
心臓が鳴る
「それだけ？
キスして・・・会社辞めて
カフェの経営に参加してみない？って」
「あと・・・私の人生受け止めるって」
あぁ
言ってしまった
なんてアンポンタンな私
私は思わず下をむく
「ふーん・・・で？
美味しかったのそのワイン」
「はい。大変美味しかったです。」
ワイン？
「そ・・・」
あれ？
そっけない？
私が顔を上げると
わざとらしく困った顔をして見せた部長
「えっと・・・」
想像と違う表情の顔に私が目を丸くしていると
「まぁ、まずは消毒だな」
そう言って私の腕を引っ張り
一気に唇で私の口をふさいだ
最近すっかり慣れたこの感触
そして、この部長のタイミングに私も無意識に答えてしまう
あれ・・なんだろ
急につーんと鼻の奥が痛くなってきた
「うぐっ」
それを止めようとすると
嗚咽となって漏れてしまう
唇が離れると
部長はそっと私の目元を親指で拭う
「っで？Aはどうしたいの？」
そう優しく聞く部長
答えがでない私
「そんなさ。焦って考えることねぇじゃん
すぐにでも潤と結婚したいわけ？」
私は首を横に振った
「会社辞めたい？」
それにも私は首を振った
フーっと息を吐いた部長が
私の方を向いて座り直す
「おいで」
そう言いながら私を抱きしめ
頭を軽くなでる
「何を悩んでるのか大体検討はつくけど
とりあえず、潤に対して急ぎではなく、
会社も辞めたないならさ
秘書、挑戦してみれば？
そこでムリだって思ったら辞めてもいいんだし
ただし、潤はダメだ」
「え」
私の頭を撫でながら話す
「どうしてですか？何か理由でも」
この二人になにがあったんだろうと気になってくる
すると部長はにっこり笑い
「ただ単に潤にだけは
Aを取られたくないだけ」
とサラッと言いのけた
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結愛(プロフ) - 忙しい中での更新ありがとうございます。主人公ちゃんが抱える不安、寂しさが痛いほど伝わってきました。新しい一歩、踏み出すのに勇気いりますよね。がんばれ主人公ちゃん！がんばれ私！がんばれ紫姫先生！どうか無理をしないでください。 (2021年10月6日 20時) (
レス) @page32 id: 97d8296d02 (このIDを非表示/違反報告)
yashuchar1031(プロフ) - 部長嫉妬！！wこれはあと何回移行するのでしょうかww読み手としてはいっぱい読めて嬉しいですがwww (2021年10月2日 15時) (レス) @page30 id: 4cc73d8fe3 (このIDを非表示/違反報告)
yashuchar1031(プロフ) - やっぱりw お願いだからそれだけは他のものよりも丁寧に梱包してくれーとかw思いますもんねw当時は量もえげつなかったので、旦那にも見られたくなかったのでいち早くやりましたww今でさえも見られないようにしまわれてますww (2021年10月2日 15時) (レス) id: 4cc73d8fe3 (このIDを非表示/違反報告)
結愛(プロフ) - いつも更新ありがとうございます。主人公ちゃんの本当の想いが溢れ出てましたね。部屋の情景、雰囲気が見えてドラマ見てるみたいです。部長、どう出てくるのか気になります。どうか無理をしないでください。 (2021年9月28日 20時) (レス) @page30 id: a9eaa1d524 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - 結愛さん» 潤くんも結構スイッチ入ったら凄そうだもんね・・・ (2021年9月28日 15時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2021年9月3日 16時
