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手を引く ページ21
ようやく講義が終わる
講義中は、他の仲間と、大概５、６人で行動する事が多い俺ら
大教室を出ようとしたとき、
○「A〜、今から、菜々と、カフェ行くけど、行かない？」
Aが、女友達に、誘われた
はっ？マジかよ
Aは、どちらかと言うと、友達の誘いを断るのが、苦手
何ひっかかってんだよ……
はぁ、もぅ
翔「悪ぃ、今日。これから俺ら予定あんだわ、また誘ってやって」
と、Aの手をつなぐ
○「しょ〜がないなぁ……、ホント、
あんたら仲良いなぁ(笑)
A羨まし過ぎる(笑)
A、また今度ね」
いたたまれない顔のA
A「ごめんねっ、本当また誘って」
翔「マジ悪ぃな」
そういって、Aの手を引いて、
教室を出た
後ろからは、囃し立てる声が響いていたけど、
そんなの何も気にならなかった
とりあえず、時間限られてる限り、早くAと触れあいたくて、
ナゼか気ばかり焦っていた
今思えば、少しだけ、現実から離れたかったのかもしれない
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作者名：紫姫
| 作成日時：2016年1月3日 10時
