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わかってもらう ページ14
父「翔……、父さんも母さんも、ムリにとは言ってない……
お断りするには、それなりの責任もあるということだ」
……
翔「わかってる……」
父「綾ちゃんには話したのか」
……
翔「綾には……
綾には話したけど、わかってはくれなかった……」
ふぅ
ため息をつく親父、
翔「でも。わかってもらうつもり」
父「翔、悪いが。
すでに、これはお前だけの問題じゃないんだ、
一ノ瀬の家ではすでに、この話は進んでいるんだよ、
相手は代議士である上に
資産家のお嬢さんだ」
……
父「しかも、すでに３年も交際していたんじゃないのか？」
翔「でも、そこには恋愛感情なんて無かった……」
流れる沈黙
父「母さん……ちょっと男同士で話させてくれないか」
マジかよ……
俺……何も、策が思い付かねぇ
母さんがリビングから出ていく
ついでに、いつからいたのか、妹の舞も聞き耳を立てていて、
母さんと一緒に、
修の手を引いて自分の部屋に戻っていった
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作者名：紫姫
| 作成日時：2016年1月3日 10時
