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みんな顔をを合わせて大笑いする
「てかさ、これくらいの国なら翔なら治められそだよな」
「どういう意味だよ」
「そう言う意味さ」
「は？」
「てことは、翔は王様ってことか」
「あぁぁぁぁ」
みんなが俺を見る
「ありえるな」
「何か残念な王様・・・」
「は？残念って言うなよ、
てか・・・
は？」
みんなが大笑いする
それはとても楽しそうで、
このまま続けばいいのにとすら思った
このどうでもいい話が、
この先ずっと続けることができるのか、少し寂しくなった
「どうした？翔？」
指に付いたエビのソースをなめながら俺を心配そうに見る黒川
「あい、いや、なんでもない」
「おいおいおい昨日寝てないからここでスタミナ切れるなよ・・・」
そう言って笑ったテッチに
「切れてねぇわ、めっちゃビンビンだわ」
「ちょっと言い方っ
ほんと、翔最低」
リンが言うも
「そういうことを想像するリンもどうかと思いますけど？」
俺は、ニヤリと笑い、手に持ったパニーニをすべて口に入れた
「ちょっと、詰め込みすぎだって・・・」
さとみが注意するけれど、
リンがすぐに
「いつものことよ」
と笑う
俺は、喉に詰めないように、
口の中いっぱいになったパニーニをー二をかみ砕きながら、
みんなを見ていた
あと・・1か月もすれば、みんなバラバラになるんだ
それは、俺とリンだけじゃない
ここにいる仲間と一緒にいる時間は格段に少なくなる
そう考えると、
同じ場所に同じ目的で通っていた学校という存在が、
日常から急に特別な場所のように感じた
「だからどうしたんだって・・・」
俺を見ながら
再度、聞いてきたあ黒川に俺は
「いや、この時間を大切にしなきゃなって、思っただけだよ
というと
「あぁぁ」
と小さな声で言った
「別に、これが今生の別れになるってことじゃないから
私は、ここに来てさ感じたんだけど、
たった13時間で、イタリアだよ
同じ日本にいれば、まぁ、リンに関しては、大阪だけど、
それでも、
飛行機で1時間、新幹線でも3時間」
「車だと５時間、徒歩だと・・・」
「バカか」
「まぁ、そういうことよ、歩いてでも・・時間かかっちゃうけど
まぁ会える距離ってことよ」
「だな・・・」
そう言って、俺は、濃いめのエスプレッソを
ぐっと飲んだ
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紫姫(プロフ) - すりおろし梨。さん» 翔くんのお母さんって、母でありながら、何かを諭す時だけ息子を他人のように客観的角度から話してるように感じて、それが私情を挟まず的確に伝えていて参考にしたいなと思ってます、特にわが家のモモっ (2020年1月18日 11時) (
レス) id: 798db29bb2 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - ＊さくら＊さん» 入学式からの４年書き綴ってみましたw間違ってません、どうかそのまま納得してニヤケてくださいw (2020年1月18日 11時) (レス) id: 798db29bb2 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - すりおろし梨。さん» 実際リアルで私はそう思います。彼からよく当時の話が出るのは、充実して輝いていたんじゃないかなって (2020年1月18日 11時) (レス) id: 798db29bb2 (このIDを非表示/違反報告)
すりおろし梨。(プロフ) - 人柄バロメーター。なるほど。確かに。翔くん母の話は凄く好きです。なんならお会いして子育て講座とか聞きたい。 (2020年1月18日 6時) (レス) id: 726034c2a9 (このIDを非表示/違反報告)
＊さくら＊(プロフ) - 読むたびに、ああ、昔はこんな感じだったんだろうなぁと、間違った納得をしてニヤケたり、応援したりしてます。お忙しい時期なんでしょうが、どうかちゃんと休んでくださいね。 (2020年1月18日 1時) (レス) id: 77b96f2b94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2019年12月18日 22時
