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繋いだ手 ページ6
翔「あ……ごめっ、
じゃあ、行く？」
ふいに
Aの手をつかんだら
Aが、ビクッとなった
A「A？」
ただでさえ、Aの少しの動作でも、ムダに反応する俺の心……
急に不安になる……
翔「A？どした？」
恐る恐る聞くと
うつむいたまま、困った顔の
Aが、口を開いた
A「あ、ごめん……」
ドキドキする……
どうしよう……俺
A「あの……私……
その……
男の子と付き合うの、初めてで
その……
緊張しちゃって……」
へっ？
A「あ……めんどくさいよね〜(笑)
私……(笑)
そもそも、翔くんみたいな、人がなんで私なのか疑問……？な
くらい(笑)
」
……
翔「フハっ、え？(笑)
今さら？(笑)」
思わず笑ってしまう
……
翔「何でって(笑)。俺、Aのこと、好きなんだけど…」
……
俺はAが好き……
この時、認識した俺の気持ち
Aは男と付き合うのが初めてだから、
経験値はある俺が、引っ張ってやらなきゃ
って思いつつも……
正直
誰かを本気で好きになったのは、初めての経験の俺
実は
手を繋ぐのでさえ、ドキドキしていたんだ……
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作者名：紫姫
| 作成日時：2015年12月26日 9時
