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空間 ページ14
ドサッと、仰向けに倒れた、中島を下に
組敷く
止まない、キス
きっと
Aには、こんなキスはしない
一気に服を乱暴に、脱がし舌を這わせる
中島が、抵抗しないどころか、さらに、求め絡まることをいいことに、
自分の衣服も邪魔になり、
一気に脱ぎ捨てる
そして
俺は、さらに、加速させる
きっとAには、こんな乱暴な抱きかたはしない
欲望のまま抱けるのは、そこに、愛が無いから……
ノボリツメテ、
一気に欲望を吐き出す
うつ伏せに、ぐったりしてる中島に、
消しさるかのように、
サッと、シーツをかける
ベッドの端に座る俺
そして、以前、
Aと出会う前に味わった、
虚しさだけが、漂う、この空間
……
Vi-Vi-Vi-Vi-Vi-Vi-Vi-Vi-Vi-Vi-
ハッと、現実に戻される
高鳴る心臓
俺はすぐに、近くにあった、スウェットだけ履き、
フラつきながら、玄関を開けた……
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作者名：紫姫
| 作成日時：2015年12月26日 9時
