41 ページ41
夕方、薄暗くなってから
フィレンツェにたどり着く
俺らは、とりあえず、
アカデミア美術館の閉館時間にギリギリの時間だったので、
俺らは慌てて、駅から速足で歩くも、
大きなスーツケースが、石畳の間にはまって進まない
それでも、 6人で、ワイワイやっているのが楽しくって、
がたがたとスーツケースを揺らしながら、美術館に向かった・・・
着いたときは、最終入場間際ぎりぎりで、
窓口にいる金髪の女性は、少し不機嫌そうな顔をしたけれど、
俺らは、それぞれ、国際学生証を見せ、チケットを購入し、
中に入った。
「リンっ。早く」
少しモタモタしているリンに俺が手を差し伸べるも
「大丈夫」
と言ってその手を取らなかった
するとさとみが
「いいよ、別に、誰も見てないわ」
と、俺らにコソっと言って
先に中に入った黒川やテッチのところに駆け寄った
「ん、ほら・・・
迷子なるよ・・」
「ならないよ・・・」
「いいから、ほら」
俺が再度手を差し伸べると、
リンが、チョンと手では無く
コートの袖口をつかんだ
それほど大きくない美術館だけれど、
少し歩いていくと、薄暗い部屋の中で
そこに、よく教科書にでてくる
あのダビデ像がそびえ立っていて
「うわっでけぇ」
思わず口にしてしまう。
思っていたよりも、想像より遥か超えた
桁違いの彫刻物に、、俺は目が釘付けになってしまっていた。
ちょうど、ダビデ像の右下
そこにみんながいた。
「翔、こっちこっち」
手招きさする黒川
俺は、袖先に、リンをぶら下げたような状態で、
そこまでゆっくりと歩く。
「ごめんってかさ、驚いたわ」
「いや、デカいなって
教科書のイメージじゃさ、
人間等身大だと思ってたからさ」
「確かにな」
そういって、俺は、真下から、その像を見上げるも
どうしても、そこに目が行ってしまう
「ほらな、リンだってじゃん」
「何が？」
急に話を振られたリンが黒川を見る
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1465人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紫姫(プロフ) - kamiさん» kamiさんｍありがとうございます、もう最後の方は張って会社に行ってました。会社についたら、楽なんですけど、どうしても距離と満員電車がかなりきつかったです。でもやっぱり、働くのはいいですね、楽しいです。復帰できてよかったと心から思ってます (2019年12月14日 16時) (
レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
kami(プロフ) - 職場復帰おめでとうございます！紫姫さんの頑張りにパワーを頂き、忙しくなる年末私も頑張りますw無理ない更新でお待ちしてます。 (2019年12月10日 19時) (レス) id: 73b83dca63 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - 藍さん» ご心配くださって、ありがとうございます。少しずつですが、以前と同じような生活ができるように戻ってきました、倒れたときは今回ばかりはムリかもと思った時期もありましたが、復活できるものですｗ障害は増えましたが、なんとかなりそうな気がしますｗ (2019年12月9日 23時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - yuri125さん» リンちゃんが裏で何をしているのか、翔くんも少しずつ疑い始めちゃってますが、この二人には、もう少しいちゃついていただきたいのでｗあはは (2019年12月9日 23時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - まぁさん» まぁさん、ありがとうございます。一時はどうなることかと思いましたが、解除され書けるようになりました。完結までがんばりたいと思いますｗ (2019年12月9日 23時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：紫姫
| 作成日時：2019年11月16日 15時
