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どうして、そんなオトナが
リンに興味を示してるのか
それに
「待っている」
という、その余裕が、余計に尺に触った
「もう、実家に帰んな」
そんなこと言いだす時点で、
俺はコドモですと言ってるようなものだった・・・
「そうはいかないよ」
今にも泣き出しそうなリンだったけれど
俺の怒りは、治まらなかった。
するとリンが、
そっと俺を抱きしめた・・
「翔はどうして、そんなに不安になるの？」
「・・・」
「私、いつ翔と別れるって言った？
今、翔の前にいるじゃん、
どうして、そんなに不安になるの？」
「わかんねぇよ、そんなの」
情けないけれど、
これが本当の気持ちだった
俺は、目に見えない、不安に襲われてたんだ
今思えば、
そう、俺にとってリンは、
心から堂々と言える初めての
彼女でもあったし、
そして
初めて心から好きだと言えるような女の子だったからだ
かっこ悪いけど
好きすぎて不安になっていたんだ
「翔・・・いいよ」
「え？」
「初めてセ. クスしたときに、翔言ってたじゃん」
そう言って、俺を見た
「私と繋がるものが欲しいって」
・・・
・・・
俺は、リンを見た
「いいよ・・・
それで、翔が安心するんだったら、私も安心する・・・」
「・・・」
「翔は確信が欲しいんでしょ
私が翔の物だっていう確信
私も翔にその確信を記してもらいたい・・・」
それは、怒りというよりは、
諭しているような言い方だった
「・・・」
俺は、ジッとリンの顔を見た・・・
「翔自身で、私に記してよ・・・」
リンの目はまるで今から何か戦いに行くのではないかというくらい
強く真剣だった
そして、
俺から離れ、ソファーから降り立ち
自分の部屋なのか入っていく
俺はその何とも言えない緊迫した空気の中
何も言わず
ベランダを見た。
春の日差しを差し込んでいる割には、
まだ澄み切った寒空に見えた
しばらくして、戻ってきたリンは、
手にもっているものを、
俺に渡した
「・・・え
リン、用意したの？」
俺が受け取ったのは、
ボディピアス用のピアッサーだった
今は、どれだけ改良されたのかわからないけれど、
数年前高校生の時
俺が開けた時に見た時は、
一瞬驚愕してしまうくらい、
恐ろしいものに見えた。
それは、普通のピアスのハリよりもずっと太いもので
俺はその瞬間を見ずに開けたんだ
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紫姫(プロフ) - さとさん» こちらこそ、いつもありがとうございます。あは二人の時間、少しお預けしてみましたw (2019年8月6日 5時) (
レス) id: 798db29bb2 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - yuri125さん» 今回はイチャイチャ、中断してみましたw少しずつ、りんちゃんの秘密開けていきたいと思います (2019年8月6日 5時) (レス) id: 798db29bb2 (このIDを非表示/違反報告)
さと(プロフ) - 最後の さらばでござる〜はとっても かわいいデス！せっかく2人の時間だったのに残念でした。いつも更新ありがとうございます。お体ご自愛ください。 (2019年8月4日 21時) (レス) id: 97bb53cb68 (このIDを非表示/違反報告)
yuri125(プロフ) - イチャイチャしてたのに中断させられて、またまた波乱の予感がする。どうなるの〜。毎日暑い日が続きますが、お身体には気をつけてくださいね。リンちゃんにはまだ謎があるのかなぁ…気になる。 (2019年8月2日 20時) (レス) id: 12d47efacf (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - まぁさん» その長いトンネルも気がつかず、鹿の王国まで行ってしまって、まさかの終点。やってしまいましたよ、トホホ (2019年7月31日 23時) (レス) id: 798db29bb2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2019年7月20日 15時
