『追想-TUISOU-』 ページ6
・・・リン
そう、俺がずっと心の奥に閉じ込めたままにしていた
いや、閉じ込めようとしても
閉じ込められない、彼女の存在
妻とのふざけた会話の中で、
「翔くんにもいたでしょ？
そんな子が・・・」
なんて、言わなかったら、
おそらく、俺は・・・
君のことをまた閉じ込めたままにしていたのかもしれない・・・
先月、ボルドーに行った時
俺は・・・
『追想-TUISOU-』
２０００年４月
「翔、おまえすげぇな、やっぱこうなって間近で見ると
おまえ有名人ってやつだよな。
はははは」
それは20年近く前・・・・
俺が嵐でデビューして半年たったころだった
高等部から、大学へ進学した時、
まぁ、俗に言う入学した時
俺は、たくさんの報道人に囲まれ
たくさんのカメラを向けられた。
高等部の時と明らかに違って、
仕事とプライベートがより近くなってしまった瞬間でもあった
今でも覚えているのは、
取り囲む報道陣の奥で高校までの同級生だった奴らが、
ニヤニヤと
俺を見ていたことだった
これが、中学、高校ぐらいの友情の薄さだったら
黒川の一言に、腹を立てていたのかもしれないけど、
その時は、すでにお互いのことを尊重できる仲間だったので
冗談で
「うっせぇわ」
とかわせるようになっていたが
が俺の中では、芸能活動は区切りをつけるつもりでいたので
この時は、どうしたものかと、
模索している最中でもあった
高等部と違って、学風は似ているものの
キャンパスはとても広く。
俺の心も一新させた。
幼稚舎からいる俺は、
普通部、高等部と学年が上がるたびに、外部入学者が増えては言う中で
今回は特に
そのキャンパスにの人の多さと、
そして、何よりこの多感な時期に男子校から上がってきた俺は
今までに経験のない女子の多さに心が高鳴った
もちろん、普段の生活から離れて、仕事になると
女の子には囲まれてるわけだけれども、
俺の中で、自分が意識したわけでは無いけれど
プライベートと学校の線引きがあったのは確かだった
おそらく、それは芸能界だけに限らず、みながきっとそうなのだと思う
弁護士であれ、警察官であれ、医者であれ、
ずっとその仕事だけをしているわけにはいかない
どんな人でも仕事と、プライベートは多少なりとも違うはずだ
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aya(プロフ) - 紫姫さん» ほんとに、その通りです笑 紫姫さんお疲れ様です！ (2019年7月23日 0時) (
レス) id: 3c3d254d07 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - のんさん» ありがとうございます。あははどっちに転がそうか、この時点では少し悩んでおりまして。まだ悩んでます・・え？書いててよく寄り道しちゃうんです私ｗ (2019年7月22日 23時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - yuri125さん» おおっｌオールドミスいましたかｗ。もうまさに、その方です。ｗ学校あるあるです (2019年7月22日 23時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - ayaさん» 思春期男子の汗臭い、この想い書いてて、自分でも笑えてきますｗ性別もちがえば、年齢も違う、よく書いてるな紫姫って自分で褒めてますｗ (2019年7月22日 23時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - どっちに進んでも面白い展開になりそうですねぇ。 (2019年7月20日 12時) (レス) id: c3a42504dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2019年7月1日 23時
