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俺は正直に言った
すると
「・・・私もだよ」
そう言ったリン
付き合い始めたばかりの俺は
ただただ嬉しくなった
「つーか、声聞きたいんだったら、
どうして連絡くれなかったんだよ」
と、俺のことは棚に上げて、そんなことを言う
「・・それは」
「何？」
「だって、声聞いたら、会いたくなっちゃうじゃん？」
くすぐったかった
携帯と違って、音や電波の質が悪かったけれど
それでも、リンのその声が俺の中で繰り返す
「だったら、こっちもどってこいよ、・・・」
そうだ・・・
そもそも、
学校がこっちにあるんだから、
実家に戻る必要ってあるのか？
「あはは、それはできないよ」
「どうして・・・」
「だって、こっちでもやることが、あるんだもん」
「なんだよ、やることって」
「いろいろと家の用事・・・」
そう静かに言ったリン
「リン？今、自分の部屋？」
「そうだよ・・・」
「翔は？」
「あぁ、俺も自分の部屋」
「翔は、夏休み仕事？」
「え・・あぁ、うん、いつもと変わらない、
水曜日は収録があるくらいで・・・あとは、雑誌とかのスチールだったり、取材だったり
あと、レッスンってとこかな・・・あ、さっき
黒川とさとみと、たまたまクラブであったわ」
「へぇ・・・みんな元気？」
「あぁ、元気、さとみなんか、ギャルみたいでさ」
「へぇ・・・想像つかない・・・」
「だろ？それがおかしな話なんだけど・・
黒川がさ・・・さとみって気が付かなくて
声かけようとしてんの」
・・・
「いつも、そうやって女の子に声かけてるの？」
おっと・・・
「あ、いや、まさか・・・」
俺は取り繕ように話す
「ふーん」
「俺はしてねぇし・・」
「ふーん・・・」
「あ、まじで今俺のこと疑ってる？」
「ふーん」
「ちょマジねぇわ・・
俺は、こう見えても、マメなの」
「ふーん」
「ていうかさ、・・・お前の方こそ」
そう言いかけた時
俺は、口をつぐんでしまう
「なに？」
「あ・・・いや、なんでもない・・・」
「ふふ、気になってるんだ」
電話越しのリンが嬉しそうにそんなことを言う
「気になってねぇし・・・」
「大丈夫、ちゃんと言うから・・・」
「言うからって、おまえまだ言ってねぇのかよ」
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aya(プロフ) - 紫姫さん» ほんとに、その通りです笑 紫姫さんお疲れ様です！ (2019年7月23日 0時) (
レス) id: 3c3d254d07 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - のんさん» ありがとうございます。あははどっちに転がそうか、この時点では少し悩んでおりまして。まだ悩んでます・・え？書いててよく寄り道しちゃうんです私ｗ (2019年7月22日 23時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - yuri125さん» おおっｌオールドミスいましたかｗ。もうまさに、その方です。ｗ学校あるあるです (2019年7月22日 23時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - ayaさん» 思春期男子の汗臭い、この想い書いてて、自分でも笑えてきますｗ性別もちがえば、年齢も違う、よく書いてるな紫姫って自分で褒めてますｗ (2019年7月22日 23時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - どっちに進んでも面白い展開になりそうですねぇ。 (2019年7月20日 12時) (レス) id: c3a42504dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2019年7月1日 23時
