＊ ページ7
Aの手のぬくもりを感じる
最近になって、
こうやって、手をつなぐようになったのは、
今思えば、この子が迷子にならないようにだったのかもしれない・・・
・・・
無言のまま
来た道を戻る
つないだ和の手は汗で湿っていた。
しばらくして
「なぁ・・・」
俺はAに話を切り出した
Aは反射的に俺の手をきゅっと握った・・・
でも、俺の顔を見ることなく、ただ、まっすぐ見ていた
「飯、何したらいいのかわんなくて、カレーの材料だけ買ったんだけどさ」
「うん・・・
ていうか、材料わかったの？」
どうでもいい会話だった
「は？馬鹿にすんじゃないよ、まったくじゃがいもだろ？
にんじん、玉ねぎ、肉・・あと・・・
あ、ヤバい」
「何？」
「カレールー買うの忘れたわ」
こうやって、横でAがわらってくれるんだったら
そんなどうでもいい会話ですら俺らには必要だった・・・
でも、それがいいきっかけになったのか、
Aが握っていた指の力が少し緩んだ気がした
「だめじゃん・・・肝心なの忘れて・・・
それじゃ、カレーになんないよ」
そんな会話すら愛しくて
「あー、どうしよっか、俺、スーパー戻るわ、
先に帰ってとく？」
そう言って立ち止まる
すると、今度はちゃんと俺の方を見て
「いいよ、それなら、カレーじゃなくて、
肉じゃがじゃダメ？」
と、この１０年俺が見続けていた
Aの顔に俺は思わず
フと笑った
「俺はそっちの方がいいかな」
そう・・俺は、こんな生活で十分だった・・・
再び歩き出し、
「そっか、そうだよな、
カレーの材料って肉じゃがと味変えただけか」
また、どうでもいい会話をする・・・
「うん・・まぁ、そうかな・・・」
そう言って思わず微笑んでくれるA
「あのさ・・・そうやって、俺の隣で笑っていてくんないかな。」
・・・
その時、その笑顔が一瞬だけ消える
「・・・和
あのね・・・」
「俺の・・・だろ？」
俺は、その先のことを聞きたくなくて・・・先に先手を打った
すると、Aの目がまた変わり
「信じてくれるの？」
と、揺らいだ
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紫姫(プロフ) - 和紀☆さん» 爆 ( ・_・)ノΞ●~* (2019年6月12日 12時) (
レス) id: 798db29bb2 (このIDを非表示/違反報告)
和紀☆(プロフ) - 紫姫さん» しょ・な・い（はぁと）爆 (2019年6月12日 12時) (レス) id: 9ae5b47bd8 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - 和紀☆さん» あはは。あたしたちの関係ってw (2019年6月12日 10時) (レス) id: 798db29bb2 (このIDを非表示/違反報告)
和紀☆(プロフ) - 紫姫さん» くはwだめよw寝てない事バラしたらあたしたちの関係がばれちゃう（はぁと）w そしてシークレットもやっと読めた＼(^o^)／てか、寝たよ、うん、寝落ちたからねw大丈夫！紫姫に比べたら体調いいからw (2019年6月12日 9時) (レス) id: 9ae5b47bd8 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - 和紀☆さん» え？和紀？ダメじゃん、こんなの読んでる場合じゃないでしょうが、寝てよ。昨日も寝てないじゃん。 (2019年6月12日 9時) (レス) id: 798db29bb2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2019年1月28日 22時
