＊ ページ41
「くるる？」
「そう「くるる」、面白い名前だと思いませんか？」
「確かに・・・俺はじめて聞いたわ」
「しかも漢字なんですよ」
へぇ・・・
「二宮さん・・・
私思うんです。この小さい「枢」がないと、
この窓は成立しないんですよ・・・」
「確かに、これが無かったら、窓は開かないどころか、外れてしまうね・・・」
「それに、さびてもダメなんです。開きづらくなるから・・・
だから、常にピカピカじゃないとダメなんです」
「うん・・・」
「この小さい金具が、２つをしっかり繋げてるんですよ・・・もう何年も・・・いや違いますね、この家は古いから、もう何十年も・・・」
「・・・」
「私、二宮さんの10年・・・
私は、間違ってなかったと思います
二宮さんがいたからこそ、二人は繋がってられたんです・・・ずっと・・・」
・・・
・・・
「ははっ。俺がこの「枢」ってこと？
おまえ、すごいこと言うね」
・・・
・・・
間違ってなかった・・・か
でも
その言葉を聞いて、
俺はようやく、この苦しみから、解放された気がした・・・
俺は、その窓を覗き込み、
その「枢」に触れる
すると
横から、
チュっと、
夏川が俺の頬にキスをした
俺は突然の不意打ちにビックリして、
夏川を見ると
「私・・・今日は帰ります・・・
あ、勘違いしないでください、
今日は、勝負下着じゃなかったことを、
今思い出しただけです。
今度は、ばっちり決めてきます」
と、そそくさとカバンを持って走って玄関へとかけていき・・・
ドアがバタンと音をたてた
窓のそとを見てると
しばらくして、建物からでてきた夏川
「・・・馬鹿だね、あいつも・・・
外はこんなにも暑いってのに」
俺は、
その窓から、走っていく夏川の後ろ姿を、
見続けた・・・
Fin
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紫姫(プロフ) - 和紀☆さん» 爆 ( ・_・)ノΞ●~* (2019年6月12日 12時) (
レス) id: 798db29bb2 (このIDを非表示/違反報告)
和紀☆(プロフ) - 紫姫さん» しょ・な・い（はぁと）爆 (2019年6月12日 12時) (レス) id: 9ae5b47bd8 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - 和紀☆さん» あはは。あたしたちの関係ってw (2019年6月12日 10時) (レス) id: 798db29bb2 (このIDを非表示/違反報告)
和紀☆(プロフ) - 紫姫さん» くはwだめよw寝てない事バラしたらあたしたちの関係がばれちゃう（はぁと）w そしてシークレットもやっと読めた＼(^o^)／てか、寝たよ、うん、寝落ちたからねw大丈夫！紫姫に比べたら体調いいからw (2019年6月12日 9時) (レス) id: 9ae5b47bd8 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - 和紀☆さん» え？和紀？ダメじゃん、こんなの読んでる場合じゃないでしょうが、寝てよ。昨日も寝てないじゃん。 (2019年6月12日 9時) (レス) id: 798db29bb2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2019年1月28日 22時
