＊ ページ37
「・・・」
俺は、一旦、扉を閉め、
ロックを外し、そして再び開けると
そこには、少し顔を真っ赤にした夏川が立っていた
外は日が当たってなくても
熱気がむわっと玄関に流れ込んだ
「とにかく、入れよ」
そう言うと
「すいません・・・」
と、さっきまでの威勢はどこへ行ったのか、
急にしおらしくなった
「あのさ・・・一応言っておくけど、
これでも、ここ、男の一人暮らしだから・・・
それなりの覚悟があってきたんだろうね」
なんて言ってみたりするけど
「・・・」
逆に黙らせてしまい
調子が狂う
「・・・ったく、冗談だよ、
とりあえず、水で良い？
おまえさ、少し熱中症になってんじゃないの？
本当、バカだなねぇ、こんなくそ熱いのに、外に出るなんて・・・」
そう言うって、何もないキッチンに入り冷蔵庫から、
冷えたミネラルウォーターを出す。
「ありがとうございます」
「とりあえず、飲んで」
「二宮さん、やっぱり優しい・・・」
「あん？そんなの今に始まったことじゃないでしょうが・・・」
夏川はペットボトルの蓋をあけ、
口を付けた
そして、ゴクリと、音を立てた・・・
その含んだ水のせいで、唇はうるおい、
この熱気の中外にいたせいで、少し汗ばんだその首筋は、・・
そんな気がまったく無いとは、言い切る自信がなく、
俺は、目をそらした
「ったくこんなとこで倒れられたら、
俺も迷惑だわ」
そう言うと、
「すいません・・・
でも、ほら・・」
「何」
「きっと、二宮さん、おうちに戻られたら、
あまり、ごはん食べないだろうなって思ったら、
いても経てもいられなくて、
サンドイッチ・・
本当に、美味しいんです、ここの」
「・・・」
そう言って、さっき俺に託した紙袋を差し出した
「・・・知ってるよ」
そう言うと
「あ・・・そうですよね・・・
彼女さん・・・おうち近かったから」
そう言って、
しまったという顔をした夏川
「はは・・いいよ、そんな気を遣わなくても、
どうせ、おまえ、自分の分も買ってるんだろ？
ほら一緒に食うんでしょ？」
そう言うと
「・・はい。」
とだけ言った夏川
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紫姫(プロフ) - 和紀☆さん» 爆 ( ・_・)ノΞ●~* (2019年6月12日 12時) (
レス) id: 798db29bb2 (このIDを非表示/違反報告)
和紀☆(プロフ) - 紫姫さん» しょ・な・い（はぁと）爆 (2019年6月12日 12時) (レス) id: 9ae5b47bd8 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - 和紀☆さん» あはは。あたしたちの関係ってw (2019年6月12日 10時) (レス) id: 798db29bb2 (このIDを非表示/違反報告)
和紀☆(プロフ) - 紫姫さん» くはwだめよw寝てない事バラしたらあたしたちの関係がばれちゃう（はぁと）w そしてシークレットもやっと読めた＼(^o^)／てか、寝たよ、うん、寝落ちたからねw大丈夫！紫姫に比べたら体調いいからw (2019年6月12日 9時) (レス) id: 9ae5b47bd8 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - 和紀☆さん» え？和紀？ダメじゃん、こんなの読んでる場合じゃないでしょうが、寝てよ。昨日も寝てないじゃん。 (2019年6月12日 9時) (レス) id: 798db29bb2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2019年1月28日 22時
