＊ ページ33
俺が美波ちゃんに連絡をいれたその日の晩に、
ご丁寧にも、その美波ちゃんから、連絡が来る
「二宮さん？行ってきましたよ・・・」
「・・・ごめんね。ありがと
助かったよ」
「本当にそう思ってます？」
ん？
「思ってるよ・・・Aどうだった？」
スッと出てきた言葉だった
「気になります？」
「・・・それは、もちろん、なるよ」
・・・
「A・・・かなりひどかった・・・
よく、こんな状態のAを置いて出て行ったなって・・・」
「・・・」
「でも、Aは言ってました・・・
今は少し冷静になった方が必要だったって・・」
「だろうね・・・」
「それはAも感じてたみたいで・・・」
「そっか」
それしか言葉が出てこなかった
「あと、A、ちゃんとごはん食べてました・・・
たぶん、悪阻が治まったみたい・・・
私から言いにくいんだけど
A、流産しました
それが、たぶん、今1番堪えてます。」
・・・
俺は何も言えなかった
「A、本当に辛そうでした・・・」
「・・・うん」
「それだけ、二宮さんとの将来を考えてたんです。赤ちゃんも含めて」
「・・・」
「A・・・週末、実家に帰るって言ってました。」
「え・・・」
「私もその方がいいって言いました。今は、誰かが傍についてあげなきゃ
だから二宮さん・・・
Aが回復したら、迎えに行ってあげてください・・・」
「あぁ」
俺は、それしか言えなかった・・・
迷子のあの子を、俺が迎えに行ったところで、
あの子は迷子のままだ・・・
それからの２、３日、俺は自分がまるで何かの抜け殻みたいに、なっていた
何も考えられなかったんだ
いや、違う実際には、
何が１番いいのかを考えてたんだと思う
でも、どんなに考えたところで、
その答えは一つしか無かった
俺はまず、同窓会の幹事をやってたヤツに、
うまくごまかしながら、翔ちゃんの連絡先を聞いた
そして、その番号をしばらく見ていたけれど
タップし、かける
しばらくコールが続いたのは、翔ちゃんが
この俺からの見知らぬ番号を警戒しているからだろうか
「もしもし？」
その声は、まぎれもなく翔ちゃんだった
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紫姫(プロフ) - 和紀☆さん» 爆 ( ・_・)ノΞ●~* (2019年6月12日 12時) (
レス) id: 798db29bb2 (このIDを非表示/違反報告)
和紀☆(プロフ) - 紫姫さん» しょ・な・い（はぁと）爆 (2019年6月12日 12時) (レス) id: 9ae5b47bd8 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - 和紀☆さん» あはは。あたしたちの関係ってw (2019年6月12日 10時) (レス) id: 798db29bb2 (このIDを非表示/違反報告)
和紀☆(プロフ) - 紫姫さん» くはwだめよw寝てない事バラしたらあたしたちの関係がばれちゃう（はぁと）w そしてシークレットもやっと読めた＼(^o^)／てか、寝たよ、うん、寝落ちたからねw大丈夫！紫姫に比べたら体調いいからw (2019年6月12日 9時) (レス) id: 9ae5b47bd8 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - 和紀☆さん» え？和紀？ダメじゃん、こんなの読んでる場合じゃないでしょうが、寝てよ。昨日も寝てないじゃん。 (2019年6月12日 9時) (レス) id: 798db29bb2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2019年1月28日 22時
