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「しょおおく・・・じゅじゅ」
「あぁ、とっと待ってね・・今、パパのまんま用意してもらってるからねぇ」
そう言って、俺は、
天をなだめた
しばらくして、
少しお洒落な紙袋に、
コーヒーと、サンドイッチ、
そして、天の、ジュースを入れてもらい
俺は、それをリングの紙袋と一緒に片手で持ち
天をのまま抱いて
その店を出ようとするも、
天は、歩きたいのか、
俺をまた両手両足で突っぱねた
しょうがないので、俺は天を下におろし、
手をつなぎ、歩かせた
「しょおおおく、じゅじゅ」
嬉しそうに歩く天
「うーん、ブーブー着いたらね」
「しょおおおおく・・・あ・・・あ・・・」
俺は、歩きながらも、
天の話かけに、答えていく
「ん？なぁに？」
何を指しているのかわからなくて、
俺は、天の目線までしゃがんで見る
でも、頭の中では
昼下がり、
人が行き交う中で、いかにこの風景に溶け込むかを考えながら、
俺はその風景を見ていた
「あぁ。バスだね。
バイバーイって」
すると天も
「ばぁばーい」
そう言って、思いっきり手を振る
ていうかさ。俺・・・本当、端から見たら、
ちゃんとパパじゃん・・・
ショーウィンドーに映る
天の手をつなぐ俺の姿を見ながらそんなことを思う
俺ってさ・・
いろんな意味で、贅沢なのかもしれない。
中学の時に飛び込んだこの世界は
ほとんどのやつが、名前を知らないまま消えていく
その中で、いろんなことがありながらも
今でも尚、こうやって、仕事ができるというのは、それは奇跡に近いことかもしれない。
そんな中で
俺には縁の無いものだと半ば諦めていた
自分自身で守ってやらきゃいけないものもできた。
しかもそれが一人じゃなく、二人もだ
あ、いや、A入れたら3人か
それは、ありとあらゆるものに、感謝しなきゃいけないし、
俺自身も、身を引き締めて行かなきゃいけないことなんだけれども、
何よりも、この当たり前な生活が贅沢だと、思う。
俺は再び天の手をつなぎ歩き始めた
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紫姫(プロフ) - さやさん» さやさん、１日の楽しみに、私の作品を選んでいただいてありがとうございます。今パスをはずしましたので、よかったらお越しください。 (2019年12月30日 0時) (
レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - さつきさん» さつきさん、ありがとうございます。今パスをはずしたので、よかったらお越しください。いつもありがとうございます (2019年12月30日 0時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - とっても面白かったです、毎日寝る前やバイトの合間の楽しみにでした。続きがどうしても読みたかったです。良ければパスワードを教えて頂きたいです。これからも応援してます！ (2019年12月29日 18時) (レス) id: d192ade53d (このIDを非表示/違反報告)
さつき(プロフ) - 追想-TUISOU-Secretな彼女番外編のパスワードを教えて頂けますか？いつも楽しみに読ませて頂いています。良かったらお願いします。 (2019年12月29日 2時) (レス) id: acec7bc7ad (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - kotoneさん» 珍しく、連日書いてますｗたぶん、書くことで少し私自身心を落ち着けたいのかもしれませんねｗ (2019年3月27日 23時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2019年1月23日 0時
