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今まで俺は、
こどものことを、あまり話すことが無かったから
少しだけ、心の中がくすぐったかった
「では、お探しのものをお持ちしますね」
とういうと、先ほどの女性が、トレーをまた持って入ってきた
その女性のところに、トコトコと天が歩いて行く
「こら、あまね、こっちきなさい」
まぁ、人様の手前、ね
「ははは、大丈夫です。
とりあえず、何点かお持ちしましたが、このほかにも多数デザインは取り揃えてますので」
ローテーブルの上にトレーが置かれる
そこに3点ほど、ペアでリングが置いてあり
俺は、少しだけ胸が高鳴った
まぁ、言ってみれば
初めてのマリッジリング
って、何回もあってはいけないんだけど
「どうぞ、お手に取ってごらんください」
と言われるが、
どうしても遠巻きに見てしまう俺
俺の横で、天がテーブルに頬杖をついて、俺のマネをして見る
「いやぁ、こうやって見ると、本当、お嬢様は櫻井様とよく似てらっしゃいますね」
「そうですか？
まぁ、残念なことによく言われます
ははは」
似てると言われると、なんだろうな、少しうれしくなる
「きっと美しくお育ちなられるかと」
「いやいやいや。もう、おてんばすぎて」
と言いながらも悪い気はしない
だって、俺の娘・・・
世界で1番かわいいに決まってるじゃん
「いかがでしょう・・・
たとえば、これは、少しラインが曲がってまして、
指を綺麗に見せる効果があります」
へぇ・・・
シンプルと言っても、まぁいろんなデザインがあるもんで
「こちらだと、細かく細工がしてありますし・・・
奥様は普段どんなイメージでしょうか・・・」
「うーん、そう言われるとなぁ難しいよね。
妻は、そうだなぁ。世間のイメージだと、
結構お堅くて、真面目にみえるけれど、
家の中では、家庭的でとても温かみがある人で明るくて、優しくて・・・」
って、俺何言ってるんだ
「あはは。わかりました。では、こちらはいかがでしょう」
そう言って差し出されリングは
シンプルで、少しだけ、細工をしているような感じだった
「こちらなんですが、裏をみていただいてよろしいですか？」
「裏？」
俺は、そのリングを、覗くように、見ると
中で、赤く小さな石がきらりと光った
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紫姫(プロフ) - さやさん» さやさん、１日の楽しみに、私の作品を選んでいただいてありがとうございます。今パスをはずしましたので、よかったらお越しください。 (2019年12月30日 0時) (
レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - さつきさん» さつきさん、ありがとうございます。今パスをはずしたので、よかったらお越しください。いつもありがとうございます (2019年12月30日 0時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - とっても面白かったです、毎日寝る前やバイトの合間の楽しみにでした。続きがどうしても読みたかったです。良ければパスワードを教えて頂きたいです。これからも応援してます！ (2019年12月29日 18時) (レス) id: d192ade53d (このIDを非表示/違反報告)
さつき(プロフ) - 追想-TUISOU-Secretな彼女番外編のパスワードを教えて頂けますか？いつも楽しみに読ませて頂いています。良かったらお願いします。 (2019年12月29日 2時) (レス) id: acec7bc7ad (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - kotoneさん» 珍しく、連日書いてますｗたぶん、書くことで少し私自身心を落ち着けたいのかもしれませんねｗ (2019年3月27日 23時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2019年1月23日 0時
