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「好き・・・だったんだろ？ この組み合わせ・・・」
「え？」
「でも、確かに、この組み合わせ、うまいわ」
そう言って、もう１度
確かめるようにAにキスをする
「でしょ・・・やだな・・・見てたんだ・・・」
そう言って、恥かしいのか、下をむいたA
「だから、いったじゃん、記憶が戻ったって・・・」
「うそ・・・」
「嘘じゃないよ・・・
そう・・・
あの時、笑ったAに俺も恋したのかもな」
「ふふ」
「そう、人生最悪の誕生日がさ・・・
今思えば、人生変わる誕生日だったわ」
「何それ・・・」
あの日出会わなかったら、
あの日、抱き合わなかったら
今の俺らはいない
そう、
もちろん、あの晩に命を受け継いだ龍は生まれてくるわけでなく
俺とAが再会することはなかった
すげぇよな・・・
俺は甘くなった唇を
なめる
「あ・・・」
小さい声でつぶやいたA
そう言って、Aが立ち上がり、今度は、自分の部屋と言っても、
今は、天が寝てるんだけど
入っていき、
今度は小さな紙袋を持ってきた
「・・・ふはっ、カフスだろ？」
俺とAが出会ってから、毎年増えてくカフス
「・・・ん」
少しバツの悪そうな顔をしたA
「うれしいよ・・・
これで11個め。来週、早速使うわ」
すると、
あの時と同じ優しく笑ったA
俺も笑う
そして時計を確認した
12時すべての針が真上で重なった時
「翔くん・・・誕生日おめでとう」
そう言って、俺の頬にキャラメルの香りとともにキスをした
思わず、フっと幸せが漏れる・・・
やっぱり、 あの日の夜の出来事は、
人生最悪だったけれど、「未来」という大きなプレゼントをくれた
最高の誕生日だったんだと
Aを抱きしめた・・・
俺もね、あの瞬間、君に恋に堕ちたんだ・・・
fin
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紫姫(プロフ) - さやさん» さやさん、１日の楽しみに、私の作品を選んでいただいてありがとうございます。今パスをはずしましたので、よかったらお越しください。 (2019年12月30日 0時) (
レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - さつきさん» さつきさん、ありがとうございます。今パスをはずしたので、よかったらお越しください。いつもありがとうございます (2019年12月30日 0時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - とっても面白かったです、毎日寝る前やバイトの合間の楽しみにでした。続きがどうしても読みたかったです。良ければパスワードを教えて頂きたいです。これからも応援してます！ (2019年12月29日 18時) (レス) id: d192ade53d (このIDを非表示/違反報告)
さつき(プロフ) - 追想-TUISOU-Secretな彼女番外編のパスワードを教えて頂けますか？いつも楽しみに読ませて頂いています。良かったらお願いします。 (2019年12月29日 2時) (レス) id: acec7bc7ad (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - kotoneさん» 珍しく、連日書いてますｗたぶん、書くことで少し私自身心を落ち着けたいのかもしれませんねｗ (2019年3月27日 23時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2019年1月23日 0時
