飲み足りない？ ページ33
「ねぇ、翔くん・・・」
そう言って潤んだ目でこっとを見たA
「ん？」
「私、ちょっと疲れちゃったみたい」
「どした？」
「翔くんは、まだ飲み足りない？」
「ん？酔ってきた？」
「うん・・少し」
そう言って、
唇を軽く噛んだAがなんだか可愛くって
「でも、まだ１杯目だぞ・・・」
「久しぶりに飲んだからかなぁ」
「そっか・・あまねを妊娠してから飲んでないっけ・・・」
「うん、２年ぶりくらいに飲んだからかな・・・身体がビックリしてるのかも
あと、最近少しハードだったからかなぁ・・・」
・・・
ふーん
へぇ
ふーん
「気持ち悪いとか？」
「うううん、それは無い、
どちらかというと、今すっごくいい気持ち」
「そっか・・・それはよかった。
でも、休んだほうがいいかもな・・・」
へぇ
ふーん、
そうなんだ・・・
なるほど
って、俺、ヤバい？
「ごめん、これだけ飲むから待ってて」
「ううううん、いいよ、焦らなくて・・・
ていうか、翔くん、好きなだけここで飲んでていいよ？
わたし、先に部屋いくから・・・」
え？
そっち？
「あ・・大丈夫だよ、そんなの部屋でも飲み直せるから。」
慌ててそういうと、
申し訳なさそうに、
「・・・ごめんね、せっかく連れて来てもらったのに」
なんて言うけど
俺は
心の中でセーフって思ってたりもして・・・
ここで、先に帰られても困るから、
グラスに口をつけて、カクテルを楽しんでるフリをしながらも
少しだけピッチをあげる
そして、
ゆっくり腕時計を見ると
ちょうど、俺の中の予定どおり、
日付が変わる前だった
Aは目を細め
自分の空になったカクテルグラスについた水滴を指で触っていた
その仕草がみょうに、女っぽくて、ドキっとする
俺はニヤけてしまうのを隠すように、最後の一口を口に含む
そして、空になったグラスを、コースターの上に置くと
溶けていった氷が
カランと、小さな音を立てた
「いくか？」
そういうと、
「うん」
と俺をみて笑ったA
俺はその手をとり、立ち上がる
そして、ボーイに
部屋で飲み直したいから、ウィスキーのボトルごと、部屋まで運んでほしいと
頼む
そして、１歩歩きはじめた時
この先のことを考えて、再び、そのボーイを呼びとめ、
できるだけ、早めに持ってきてもらうように言った
だって・・・
ねぇ
その最中に、来られたら、ムードもくそもなくなるからね
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すりおろし梨。(プロフ) - バスローブかぁー 確かに 増し増しになるかも。 ウチには存在しやんけど。(笑) 甘い2人が ほんわり してて ニヤニヤしてしまう。 (2018年10月14日 12時) (
レス) id: 174b3fcc1c (このIDを非表示/違反報告)
まーちゃん(プロフ) - こんにちは。こちらの翔くん、やっぱり好きです！主人公ちゃんに甘くて弱くてでも知的で。本当にお似合いなご夫婦です。そんな二人の甘いひとときにドキドキとまりません。これからもどんどん甘い時間に期待しています！ (2018年10月13日 12時) (レス) id: 8fb0672773 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - ちゃみさん» 少しだけ甘めにしてます。しばらく封印してたのでw 引き続きよろしくお願いいたします (2018年10月11日 22時) (レス) id: b7a52fdc9b (このIDを非表示/違反報告)
ちゃみ(プロフ) - わーい♪久しぶりに更新しててルンルンで読んでしまいましたーぁ♪ (2018年10月10日 21時) (レス) id: 3534b69c9a (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - ともさん» 弾丸ですが・・・w (2018年8月30日 6時) (レス) id: b7a52fdc9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2018年7月22日 0時
