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どんどん知らない風景、
そして、山を抜け、
ようやく、日本海側にたどりつき
バスを乗り継いてでいく
バスは、
片側は、崖に近い、
そして、もう片側は山側海沿いギリギリを走る
その景色は、
少しだけ、私たちの街に似ていたけれど、
明らかに、海は、太平洋側と日本海側ではこんなに違うのかと思えるくらい
色も、波の高さも違って見えた
・・・
そしてようやく、
目的地につき、そこから少しだけ歩くと、
そこに浦島神社があった
それは、電車で翔が話していた
熱量よりも、
はるかに
想像以上に、古く、そして朽ちているようのすら見えた
でも、祠の周りは、苔で埋め尽くされ、
その隣の大きな御親睦まで、苔で、ところどころ緑に覆われていた。
お世辞にも綺麗というよりは、
まさに、「夢の後」と思わざる追えないそんな風景だった
そして、「伝説」と名を持ってる割には、何もなく。
周りもそれを押しだすような、看板すらあまり見掛けなかった
ただ、
その風景を目の当たりにしたことで、
昨日の円山公園のしだれ桜同様、
「怖い」という不安が、私を遅いかかった
横を見ると、翔もおそらく、この得体の知れない不安感に
何かを感じとったのかもしれない
そして、私の顔を見て、ギュっと手を強く握った
時間は２時過ぎ
お昼間なのに、人もいなく、神社のお守りなどの販売所ですら、無人だった
そして、来た道をゆっくり、手を繋いだまま戻る
翔は終始無言のままで
そして、バス停でその足を停めた
時刻表を見て、次１２分後に来るであろう、バスを待った
２日ぶりの海の香りが、
私の中でしめつけた
「戻る？」
私は、そう翔に聞くと
「そうだな、もどって天の橋立でも行く？」
「そっか、ここから近いんだ」
バス停のかかれた看板を見て、
その名前を指でなぞる
気分もめげる
たぶん、昨日からたくさん歩いてるし、知らないところにいるから、
疲れているだけ
私は、一生懸命そう言い聞かせた
バスが到着し、２人並んで座る
その揺れが、だんだん心地よくなり
そのまま翔の肩へと傾いた
わかってる・・・
でも、今はもう少しだけこうやっていようと
ゆっくり目をつむる
きっと次目を覚ましたときには大丈夫だから
翔の肩に頭を置くと
翔の香りと私の香りが一緒なのに気づき
それが幸せなんだと味わった
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紫姫(プロフ) - Sara xxxさん» やったwへへっ。この過去ありきの10年後、しきちゃん頑張りますw (2018年7月29日 7時) (
レス) id: b7a52fdc9b (このIDを非表示/違反報告)
Sara xxx(プロフ) - 紫姫さん〜(T ^ T) もうだめ。泣く。何この胸が苦しくなる展開…。続きを読むべく行ってまいります！！ (2018年7月29日 0時) (レス) id: d71a440a0a (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - ケイトさん» ありがとうございます。今回は久しぶりにオリジナルを書いてるので、楽しいです。オトナになった主人公ちゃんの、また違った悩みを描けていけたらと思います (2018年7月27日 7時) (レス) id: b7a52fdc9b (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - すりおろし梨。さん» あはは、いつもありがとうございます。お宝回収、ぜひお願いいたします。中には今回はフェイクも入れてますw そう、なんと言ってもあの翔くん、何も無くして離れたりしませんw (2018年7月27日 7時) (レス) id: b7a52fdc9b (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - せいこさん» 花火は昼間にするもんですwいつもありがとうございます。若さゆえにを表現したくて、かなり今回は大変でした、なんせ私には遠い昔(;゜∇゜)これから、オトナに気持ちをシフトチェンジしていくので、スタートもしかしたら、慣らすために過去を行ったり来たりするかもです (2018年7月27日 7時) (レス) id: b7a52fdc9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2018年6月24日 19時
