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しまった・・・
と思ったけど、
これ以上、関わりたくなかったから
そのまま無視して、作り続けた
「A？。悪いことは言わない、他の子だったらママもここまで言わない
でも、櫻井くんだけは、ね？
やめとこ？」
それでもムシして、作り続けた
やめとこ？って何？
「A？聞いてる？」
こんなにお母さんがうっとおしいと思ったことは、今までになかった
そして、
お母さんの方を見た
「なんで？どうして他の子だとよくて、翔だとダメなの？
意味わかんない」
そう吐き捨てるように言うと
「・・・実はね、櫻井くんのお母さんから連絡があったのよ」
今度こそ、
ぴたっと手が止まってしまった
・・・
うそでしょ
思わず、大きく鼻から息を吸ってしまう
「櫻井君、あなたが言うように、お勉強もできるようだし、
ご家族も大学受験に専念させたいって、
あなたもそうでしょ？来年の今頃は、受験なのよ」
「だから、それこそ、おかしいじゃん、他の子だったらいいのに？
何それ？」
しばらく、無言が続いた
「櫻井くんのおうち、大きな会社でしょ」
確かに言ってた、
ジャーナリストのお爺さんみたいになりたくないって言って、
お父さんは、ステンレスの会社を１代で築きあげたって
「あのねA？
櫻井くんのおうちでは、いろいろあって、あなたが入るスペースはないってこと。
お母さんもそう思う
櫻井くんにも迷惑かけるし、Aも辛い思いするかもしれない
だからね・・・」
お母さんはそのあと何か言ってたけど
私の頭にはまったく入ってこなくて・・・
まるでそこは音のない世界になっていた。
私の入るスペースって何？
わけわかんない
いったん、治まりかけていた
終わりという不安がまた、蘇る
それを立ち消すために
翔との言葉を思い出す。
翔は、未来をみとけば、不安なんてないって言ってた
そう、大丈夫
私は、そのまま作業を続けた
そんな、殺伐とした雰囲気の中、
場違いなぐらい、甘いチョコレートの香りが漂っていた
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紫姫(プロフ) - Sara xxxさん» やったwへへっ。この過去ありきの10年後、しきちゃん頑張りますw (2018年7月29日 7時) (
レス) id: b7a52fdc9b (このIDを非表示/違反報告)
Sara xxx(プロフ) - 紫姫さん〜(T ^ T) もうだめ。泣く。何この胸が苦しくなる展開…。続きを読むべく行ってまいります！！ (2018年7月29日 0時) (レス) id: d71a440a0a (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - ケイトさん» ありがとうございます。今回は久しぶりにオリジナルを書いてるので、楽しいです。オトナになった主人公ちゃんの、また違った悩みを描けていけたらと思います (2018年7月27日 7時) (レス) id: b7a52fdc9b (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - すりおろし梨。さん» あはは、いつもありがとうございます。お宝回収、ぜひお願いいたします。中には今回はフェイクも入れてますw そう、なんと言ってもあの翔くん、何も無くして離れたりしませんw (2018年7月27日 7時) (レス) id: b7a52fdc9b (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - せいこさん» 花火は昼間にするもんですwいつもありがとうございます。若さゆえにを表現したくて、かなり今回は大変でした、なんせ私には遠い昔(;゜∇゜)これから、オトナに気持ちをシフトチェンジしていくので、スタートもしかしたら、慣らすために過去を行ったり来たりするかもです (2018年7月27日 7時) (レス) id: b7a52fdc9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2018年6月24日 19時
