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思わず、ゴクっと唾を飲みこんでしまったのを
聞かれてたにではないかと
ドキドキしていた
ちょうど、和の首元辺りに、私の頭がある位置
いくら鈍感な私でも
わかる
その瞬間
あ。
これはもう・・・そうなんだなって
和がそっと唇を重ねた・・・
ほんの軽いキスだった
それは一瞬の出来事
でも、その一瞬が
モノクロに変わり、そして止まった
唇って・・・敏感なんだなって
今までとは違う感覚
すると、
なぜだか、急に鼻の奥がツーンと痛くなり
一気に視界が揺らぎ
自分の意思と反して
目から、一筋涙が伝った
どうして涙がでたのか・・・
もちろん、私はわかっていた・・・
その涙を和は困った顔をしながら、
親指でなぞり
「・・・ごめん」
と謝った
別に和が悪いわけじゃない
覚悟を決めるってこういうこと
「謝らないで・・・
ちょっとびっくりしただけだから」
そう言って
へへっと、照れてるふりをしながら、笑う私
それも全て
嘘だった
でも・・・一旦目をつむり・・・
そして、潤んだ視界をクリアにさせて
こう言った
「和・・・ずっと好きでいてくれてありがとう・・・」
和が私をゆっくりと抱きしめた
「私の中・・・和でいっぱいにしてくれる？」
そう言うと、今度は私の方から、唇を重ねる
私の中で、これがスタートラインになった
チュッ・・・
チュッ
「・・・和？」
なんだか呼んでみたくなった
「何？」
「・・・好き・・・だよ」
「ん〜」
私がこんなことを口にすることは、あまりない
でも、なんだか今日は言いたくなったんだ
「和・・・何かあった？」
「別に？なんで？」
「いつもと違ったから・・・」
「何が？」
・・・
・・・
会話が止まり、静かになる
「・・・・いや・・・やっぱ好きだなってさ」
和もまた、滅多に言わない言葉を口にした
そして、
あの初めてキスをした時と同様に
私たちは何かを答えを探すかのように
唇を何度も重ねる
でも、どれだけ重ねたところで
答えは・・・見つからなかった・・・
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紫姫(プロフ) - 郁さん» 今日は、頑張るw (2018年5月28日 17時) (
レス) id: b7a52fdc9b (このIDを非表示/違反報告)
郁 - 直していただいてありがとうございます。更新楽しみにしてます！ (2018年5月27日 17時) (レス) id: 4163fcf99c (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - 郁さん» わあわあわあわあ、やってしまいましたw見直してたはずなのに、まだ池辺さんいましたねwありがとうございます。今、変更しましたw (2018年5月24日 16時) (レス) id: b7a52fdc9b (このIDを非表示/違反報告)
郁 - 紫姫さんこんにちは。いつも楽しく読ませていただいてます。今後の展開が楽しみです。ひとつ気になることがあって、主人公の名字が途中から、池辺から橘に変わってませんか？お節介だったらごめんなさい。 (2018年5月23日 17時) (レス) id: 4163fcf99c (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - せいこさん» 一応、３部で今回は考えてます。２つの物語を書いてる感じになってますwあとは、これを繋げる事ができたら、そのときは誉めてくださいねw (2018年5月22日 5時) (レス) id: b7a52fdc9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2018年4月30日 23時
