２００８年９月 ページ22
新学期が始まったけれど、
まだまだ、全然夏で
あいかわらず、例の坂道を、自転車でかけあがる
いつもとかわらない道、自宅から、海沿いを下り、そして、丘の上にある学校を目指す
海は、夏のにぎやかさはないけれど、
遊泳禁止になった時点で、朝からサーファーたちが、波を待っていた。
あがる息、
この夏休みは、学校のサマースクールに通った他は何もこれといってなかった。
あの夏祭りの夜。
少しばかりの人が通る中で
二宮が私にこう言った
「好きなのは、美優じゃないよ」
って・・・
私はこの時初めてドキっとした
でも、それは二宮が好きだからとかじゃなく
きっと、あの場の雰囲気にきっと、流されたんだと思う
少し後ずさりを私の手を
ギュっと握った
胸の中がどうにかなりそうだった
私は、手を振り払い
慣れない下駄で、来た道をもどった
決して後ろを振り返ることも無く
そのまま・・・
ああああああああああああ
それから、初めて会うであろう、新学期
私は、いろんな思いでいつもの道をかけあがった
いつもの道・・・・
いつもの学校
いつもの教室
いつも・・・の
教室のドアを開けたら、
なんとなく感じるいつもと違う雰囲気。
「おはよう」と声をかけようとしても
なぜかかけてはいけない雰囲気
あげた手を
ゆっくりと降ろした。
そして、静かにいつもの自分の席に座る
何かが変・・・
私はかばんから教科書を出して、机としまう
沙希が私の横を通り過ぎたのが見えて、
嬉しくなって
「沙希おはよう」って声をかけると
「あ・・・うん」とだけ口にして
そして、自分の席に座った
得体の知れない不安感が私に押し寄せる
何？
私何かした・・・
私はゆっくりと立ち上がり、
沙希の席に向かう
「沙希？おはよ・・・」
声をかけたけれど、目を合わせてくれない沙希
「ね・・・どうしたの？」
なせか震える唇
「A・・・あのさ・・・
夏祭り、私とさタマ屋で別れたあと・・・どうした？」
え？
「どうしたって・・・家に帰ったけど」
「嘘つかないで。みんな見てるんだよ」
え？
「な・・・何を？」
唇がなぜか震えて、声がおかしくなる
「二宮と一緒にいたんだよね」
「それは・・・」
「美優が二宮好きって知ってて、
私にも内緒で２人付き合ってたの？」
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紫姫(プロフ) - 郁さん» 今日は、頑張るw (2018年5月28日 17時) (
レス) id: b7a52fdc9b (このIDを非表示/違反報告)
郁 - 直していただいてありがとうございます。更新楽しみにしてます！ (2018年5月27日 17時) (レス) id: 4163fcf99c (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - 郁さん» わあわあわあわあ、やってしまいましたw見直してたはずなのに、まだ池辺さんいましたねwありがとうございます。今、変更しましたw (2018年5月24日 16時) (レス) id: b7a52fdc9b (このIDを非表示/違反報告)
郁 - 紫姫さんこんにちは。いつも楽しく読ませていただいてます。今後の展開が楽しみです。ひとつ気になることがあって、主人公の名字が途中から、池辺から橘に変わってませんか？お節介だったらごめんなさい。 (2018年5月23日 17時) (レス) id: 4163fcf99c (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - せいこさん» 一応、３部で今回は考えてます。２つの物語を書いてる感じになってますwあとは、これを繋げる事ができたら、そのときは誉めてくださいねw (2018年5月22日 5時) (レス) id: b7a52fdc9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2018年4月30日 23時
