目の前に ページ20
「断ったから、今こうして翔くんの前にいるんでしょう？」
確かに
そうだ・・・
「だから、変だよって、さっきから聞いてるよ？
私は、今こうやって、翔くんの前にいるし
いろいろあったけど 結婚して、翔くんの子ども２人産んで育てて
それでも、まだ不安？
私にはわからない」
そう言って、俺の顔をのぞきこむように見上げる
でもさ、
どうしても、いろんなことが俺にとったら
うまく伝わらなくて
「不安なんだよ」
と、思わす言ってしまう。
「どうして？
私は全然不安じゃないよ、むしろ・・・
本当、私でいいのかなって思うこともあるくらいだよ」
不安じゃない？
そうなの？
俺は・・・
どんどん触れなくなっていくのが
不安で仕方ないのに？
「・・・なんだよそれ」
「え？」
「私でいいのかなって・・・」
「だって、それは思うよ」
俺は、さっきの焼き肉店での出来事を思い出した
「俺にはAだけだよ」
「別にそこまで自分を卑下してるわけじゃないの
でも、やっぱり、翔くんってすごい人でしょ。
知名度ももちろんだし、お仕事も忙しいし」
「いや、それ言っちゃうとさ、
Aだって、知名度も高ければ、仕事だって忙しいんじゃね？
１０年前に俺らはスタートしたんだろうけど、
実際は２年ぐらいじゃん。
でもその２年一緒にいて、俺がどれだけAのこと思ってさ
Aじゃないとダメだってわかるでしょ・・・」
そう言うと
ふふっ
と一瞬笑ったA
「笑うなよ・・」
「でも、じゃあ聞くけど、どうして
翔くんは、そんなに不安になるの？」
「それは・・・
その・・・」
どう言えばいい？
レスなのが不安だって言うの？
素直に
「シたいんだけど」なんて言えばドン引くだろうし
それこそ、
身体？？？って言われかねないし
さらに・・・
溝が深まるかもしれないし
俺は、口をつぐんだままいた
初めてその・・・
身体を重ねた時よりも
今の方がこんなにも
お互い傷つけないように、悩んで緊張してるって
はははは
おかしなもんだ
あの時は、酒の勢いがあったのもあるんだどうけど
そっか酒・・・
俺は、手にした缶にまた口をつけた
まて
どれだけ飲んでも、
酔って押し倒してなんて
それこそ
ダメなやつだ・・・
「ねぇ・・・翔くん」
Aの声に現実ひきもどされる
「え？あ・・・うん」
その時だった
Aの方から俺の胸に顔をあてた
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紫姫(プロフ) - yuriさん» ありがとうございます。そう言っていただけると、うれしいです。こちらSecretは、ネタが間取り次第再会でればいいなぁと思ってます。いつになることやらwww. (2018年5月10日 23時) (
レス) id: b7a52fdc9b (このIDを非表示/違反報告)
yuri(プロフ) - こんばんは！翔くんが幸せそうで幸せそうで^ ^またいつか続きをとっても楽しみにしてます！新作ももちろん読みます！ (2018年5月10日 21時) (レス) id: 94bdaf4c21 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - yuriyuriさん» とりあえず、この場所は私にとったら、本当ようやく見つけた居場所みたいなところなので、できる限り、続けていけたらって思ってます。少しずつですが、不器用な彼が幸せになっていくのを 伝えれてよかったですｗｗｗ (2018年5月6日 23時) (レス) id: 40b4a7f81f (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - ともさん» どうも私の書く翔くんは、どちらかというと、残念な翔くんでしてｗｗｗ。楽しんでいただけたら、うれしいです (2018年5月6日 23時) (レス) id: 40b4a7f81f (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - Sara xxxさん» むふふふーん。かなり、ぷんぷん匂わせておきましたので、よろしくお願います。いや、だって、このシリーズはおそらく、ネタがつきそうにないですｗｗｗ (2018年5月6日 23時) (レス) id: 40b4a7f81f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2018年2月21日 23時
