声 ページ7
「Aっ」
たぶん、２、３メートルぐらいしか離れて無かったと思う、
俺が、そう彼女を呼ぶと、
ゆっくりと、顔をあげた
普通はさ、この距離だったら、
まず、きづくよね、
俺が誰かっていうより、
あ、人がいるってさ
でも、あきらかにAは気づいてなかった
「雅紀・・・」
それは、驚いてるわけでもなく、
喜ぶわけでもなく、
ただただ、俺を認識するために、呼んだみたいだった
「今、帰り？」
俺がそう聞くと
「あ・・・うん。帰り」
と俺の質問のまんま返してきたA
「仕事？」
別にそんなの聞きたいわけじゃなかったんだけど、
何か話さなきゃって、そればかりどうしてか、気が焦ってしまっていた
「うううん、ちょっと・・・」
「ちょっと、そこまで？」
俺が被せるように聞くと、
「うん・・そんな感じ」
と答える
「何？実家帰んの？確か、今住んでるの都心の方じゃなかったっけ」
そう聞くと、
おれを、ボーっと見ていた目がゆらっと少しだけ揺れた
「うん、そう、
そうなの・・・なんかさ、夕方お母さんがさ、たまにはうちに帰ってきなさいって、
ちょうど、だんな出張だし、いいかなって」
急に、急きたてるように話しだしたA
「でも、困っちゃうんだよね、急に呼びだされてもさ、私も・・・ほら、こう見えてもさ
主婦なわけ・・・だんないない時もさ、家のこととか忙しくって。お母さんもお母さんだよね、同じ主婦なら、わかってよって感じ・・・
あ、雅紀、雅紀は？何？今日は実家？」
そう言いながら、耳に髪をかけてながらも下を向いたA
「あ・・・俺？そう、俺もなんだよ、母ちゃんがさ、ザーサイ作りすぎたから、持って帰れって言ってさ、それで久しぶりに帰ろっかなって」
「雅紀のおばちゃんのザーサイかぁ、懐かしいなぁ、昔、うちにもよくおすそわけしてくれたから」
「たぶん、今でもおすそわけしてんじゃない？うちの母ちゃんのことだから、Aんちにも、もっていってるはずだよ」
「そっか・・・最近、実家に帰って無かったからわかんないや」
そういって、俺をみて、少しだけ笑った
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紫姫(プロフ) - ぴらさん» ざ、王道、このまま突っ走っていこうかと思いながら、本人も「これ結末どうなる？」と少し不安でもありますｗｗｗ (2018年1月21日 18時) (
レス) id: 468a98d518 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - かよさん» いつもありがとう、なんとか全てにおいて、続けていけそう (2018年1月21日 18時) (レス) id: 468a98d518 (このIDを非表示/違反報告)
ぴら(プロフ) - ザ王道どんと来い！大好物！更新楽しみにしてるね！紫姫ちゃんにだれか時間をー！笑 (2018年1月19日 22時) (レス) id: 136dc36140 (このIDを非表示/違反報告)
かよ(プロフ) - 姫ちゃんこんばんは☆主人公ちゃんが相葉ちゃんに助け求める事できてよかったって思います！何があったのかどきどきです！明日からお仕事なんですね！姫ちゃん旦那様のご実家でも色々家事とか頑張られててすごいです！ゆっくり休めるといいなぁ。明日からもfightです☆ (2018年1月3日 19時) (レス) id: 636ea2fbee (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - shocolaさん» うん、ずーっとついてきて♪ (2017年12月6日 8時) (レス) id: b7a52fdc9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2017年9月18日 18時
