会いたい・・・ ページ46
そうだ、この声は泣いてた声だ・・・
「泣いてないよ」
違う、俺だって小さい時から見てきたんだ
Aの笑った声や、怒った声、そして・・・泣いてた時の声は、
記憶の中で消えずにちゃんと残ってる
「何か・・・あった？」
「なんでもないよ」
と力ない声で、話す
「だんなさん？」
と、何気に聞くと
「違うよ。もう雅紀、もう心配し過ぎ・・・
で？何？」
と逆に質問してきたけれど、その声は微かに震えてて
「A？俺・・・今すぐAのそばに行きたい・・・
今・・・震えてんでしょ？
辛いんでしょ？
俺がさ・・・行って抱きしめてやりたい・・・本当」
あ・・・
俺のまた悪い癖だ
心の声が漏れてしまう
「だいじょうぶだよ・・・」
「だいじょうぶじゃないでしょ」
そう言うと、
電話の向こうで、少し鼻をすする声が聞こえる
「A？」
「雅紀・・・私・・・」
「何？」
「もう・・・ヤダ」
その言葉は涙まじりで
「ヤダ・・・って俺が？」
一瞬ドキっとした
俺、またやっちゃったかもしれない
「・・・違う。
助けて・・・」
「助ける？」
次第に泣き声に変わるA
何かあったんだ
俺は、チラッと楽屋の時計を見る
「A？今から１時間だけ会える？」
そういうと
「・・・うん」
と、絞るように、声をだしたA
「今から車で１５分くらいでそっちつけると思うから、近くについたら連絡するね」
俺はできるだけ優しくそう言った。
「・・・でも」
何かを言い始めたけれど
俺はすぐさま
「俺はAに会いたいの。ただそれだけだよ、
俺、わがままだから、ごめんね、
じゃ、あとで、連絡するから待ってて」
すぐに電話を切り、
急いで横にあったかばんを手に取り
マネージャーの姿を探した
こんな時に限ってどっか行っちゃうし
楽屋から顔をだし、キョロキョロと探してみるけど、
見当たらない
俺は、携帯をだし、やまもっちゃんに連絡を入れる。
そう、リーダーがアトリエで生活をするようになってから完全にやまもっちゃんが専属の運転手みたいになってしまってるもんね
ｐ−ｐ−ｐ−ｐ−
「おつかれさまです、相葉さんどうかしました？」
外の音で、今運転中なのがわかる
ちょうどいいや
「ごめん、１時間、少し買物行ってくる、ちゃんともどるから」
「え？買物だったらぼくが」
「あ、いい自分で行く」
ややこしくなるまえに、電話をあわてて切ってしまった
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紫姫(プロフ) - ぴらさん» ざ、王道、このまま突っ走っていこうかと思いながら、本人も「これ結末どうなる？」と少し不安でもありますｗｗｗ (2018年1月21日 18時) (
レス) id: 468a98d518 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - かよさん» いつもありがとう、なんとか全てにおいて、続けていけそう (2018年1月21日 18時) (レス) id: 468a98d518 (このIDを非表示/違反報告)
ぴら(プロフ) - ザ王道どんと来い！大好物！更新楽しみにしてるね！紫姫ちゃんにだれか時間をー！笑 (2018年1月19日 22時) (レス) id: 136dc36140 (このIDを非表示/違反報告)
かよ(プロフ) - 姫ちゃんこんばんは☆主人公ちゃんが相葉ちゃんに助け求める事できてよかったって思います！何があったのかどきどきです！明日からお仕事なんですね！姫ちゃん旦那様のご実家でも色々家事とか頑張られててすごいです！ゆっくり休めるといいなぁ。明日からもfightです☆ (2018年1月3日 19時) (レス) id: 636ea2fbee (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - shocolaさん» うん、ずーっとついてきて♪ (2017年12月6日 8時) (レス) id: b7a52fdc9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2017年9月18日 18時
