静かな世界 ページ32
明かりと言っても、そんなに明るいわけでない
でも
それでも
Aの身体には、はっきりと映し出される無数の痣
しかも、最近できたような紅いものもあれば、
ここ数日できたであろう紫色のものまで、白い肌にうき立たされる
「・・・ど、どういうこと？」
そして、
たまたま実家に帰った時からの今までのAの行動やしぐさ、会話を思い出した
「・・・見ないでって・・・お願い」
震えてるA
俺は
上に重なったままの身体を離し、Aの横に転がり
そして、シーツごとゆっくり抱きしめる
「だいじょうぶだよ」
どうして、そんなことを口にしたのかわからない
俺は力強く抱きしめ
そして、ゆっくり頭を撫でた
別に同情じゃない
ただ、ただ今は、こうしてあげたいと思ったんだ
俺の身体に震えるAの体温が伝わる
「だいじょうぶだから・・・ね」
そう言いながら、Aの髪にキスを落とす
するとAが、俺を見上げるような形で俺を見る
その目は、何かを訴えてるようで、悲しそうで
まるで、子どもの時に拾ってきた子猫のようだった
「まさきがそんな顔しないで・・・」
そして、無言のまま人差し指で
俺の唇を軽く触れる
俺は思わず、フッと笑う
そして
そう言ったAに俺は、思わず顔をよせ、唇に触れる
「・・・俺が守ってあげるから」
それもなぜそんな軽々しいことが口から出たのかわからない
でも、それが嘘じゃないって証明するかのように
再びキスを交わす
ただ、さっきまでの荒々しさはそこにはなく、熱だけは冷めずに
優しく重ねる
スタンドの明りは消すことはなく、
２人とも無言のまま求めあった
静かな世界に
２人の重なる音だけが響く
それは
オトナノカンケイ
では
俺の中では無かった・・・・
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紫姫(プロフ) - ぴらさん» ざ、王道、このまま突っ走っていこうかと思いながら、本人も「これ結末どうなる？」と少し不安でもありますｗｗｗ (2018年1月21日 18時) (
レス) id: 468a98d518 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - かよさん» いつもありがとう、なんとか全てにおいて、続けていけそう (2018年1月21日 18時) (レス) id: 468a98d518 (このIDを非表示/違反報告)
ぴら(プロフ) - ザ王道どんと来い！大好物！更新楽しみにしてるね！紫姫ちゃんにだれか時間をー！笑 (2018年1月19日 22時) (レス) id: 136dc36140 (このIDを非表示/違反報告)
かよ(プロフ) - 姫ちゃんこんばんは☆主人公ちゃんが相葉ちゃんに助け求める事できてよかったって思います！何があったのかどきどきです！明日からお仕事なんですね！姫ちゃん旦那様のご実家でも色々家事とか頑張られててすごいです！ゆっくり休めるといいなぁ。明日からもfightです☆ (2018年1月3日 19時) (レス) id: 636ea2fbee (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - shocolaさん» うん、ずーっとついてきて♪ (2017年12月6日 8時) (レス) id: b7a52fdc9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2017年9月18日 18時
