夏の日の続き ページ30
俺は、思わず
両手で、Aの肩を持ち
「・・・震えてんじゃん。」
そういうと
「緊張してるだけ・・・」
はははっ
俺は思わず笑ってしまう
「そんなムリしてスるようなことじゃないよ」
そう言うと
「ムリはしてない
ただ・・・雅紀が良ければ、シてもいいかなって」
「シてもいいかなって・・・え？
じゃあシちゃう？」
少しふざける俺
あのままあの流れで、
連れ込んでしまえば、スマートだったかもしれないのに
「シよっ・
私もさ、そこはオトナだから・・・」
「オトナって何それ・・・」
「・・・・」
無言になるA
「雅紀には面倒かけないってこと」
え・・・・
「どういう意味？」
「そういう意味・・・」
そう言って再び、唇を合わせる
今度は、Aから、少し背伸びして、俺の首に手をかけ
唇を重ねる
もう、ただ、ぶつかるようなキスじゃなく、
俺の頭の中も、心の中も
そして、男であるという自覚さえも呼び覚ますようなキス
俺は、そのままAを覆うように抱きしめる
玄関の床は、少しひんやりしていて
空気も、他の部屋と違って少し温度が低いような気がする
「とりあえず、中にはいろっか・・・」
そういって、一旦身体は離れたけれど
さっきよりも、しっかり指は絡めたまま
部屋の奥、さらに奥の寝室に
入って行く
ベッドは、朝出発した時の、少し乱れたシーツと、掛け布団
「本当にいいの？」
「いいよ」
「まぁ、ここまで来たら俺もやめないけどね」
と冗談ぽく言うと
「私もやめられる方が、ちょっと辛いんだけど」
と真面目な顔して言うもんだから
あぁ、Aはマジなんだろうなって
「じゃあ・・・続きシよっか」
今度は、俺自身もふざけずにそう告げる
ここで断ったら
Aのプライドもあるだろうし
それに何も言わないけれど、
Aの結婚生活はうまくいってないんだろう
もしかしたら、それは、俺が勝手に都合のいいようにそう思いたいのかもしれないけれど
俺は、Aの身体を引き寄せ
今度は、ゆっくりと
味わうようにキスをした
そして、そのまま
あの夏の日と同じように
そこにあるベッドへと
倒れて行き
そして、再び鼻をこすりつけ
額同士をもくっつける
「そこは、オトナだから」
さっきAが言ったことばを思い出す
カラダダケノカンケイ・・・
オトナってそういうこと？
俺はそのまま首へ顔をうずめていった
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紫姫(プロフ) - ぴらさん» ざ、王道、このまま突っ走っていこうかと思いながら、本人も「これ結末どうなる？」と少し不安でもありますｗｗｗ (2018年1月21日 18時) (
レス) id: 468a98d518 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - かよさん» いつもありがとう、なんとか全てにおいて、続けていけそう (2018年1月21日 18時) (レス) id: 468a98d518 (このIDを非表示/違反報告)
ぴら(プロフ) - ザ王道どんと来い！大好物！更新楽しみにしてるね！紫姫ちゃんにだれか時間をー！笑 (2018年1月19日 22時) (レス) id: 136dc36140 (このIDを非表示/違反報告)
かよ(プロフ) - 姫ちゃんこんばんは☆主人公ちゃんが相葉ちゃんに助け求める事できてよかったって思います！何があったのかどきどきです！明日からお仕事なんですね！姫ちゃん旦那様のご実家でも色々家事とか頑張られててすごいです！ゆっくり休めるといいなぁ。明日からもfightです☆ (2018年1月3日 19時) (レス) id: 636ea2fbee (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - shocolaさん» うん、ずーっとついてきて♪ (2017年12月6日 8時) (レス) id: b7a52fdc9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2017年9月18日 18時
