煙 ページ23
「この辺りでいいかい」
その言葉に、ハッと気づく
「あぁあ、はいっ、ありがとうございます。」
そういうと、
すぐ近くで、タクシーが停めやすいところで、
静かに、車は停まった
「きみ、あれだろ・・・ほら、テレビにでてる」
「あ・・・はい」
今更、否定するわけでもなく、
そこは、さらっと、流しながら、挨拶をする
「距離は保ちながらも、しっかり受け止める」
これが、俺が若い時とは違った考え方だ
「娘がねぇ、好きなんだよ、だからね、私も一緒にね見るんだ。」
「そうですか、娘さんが・・・ありがとうございます」
「娘は、すっかり大きくなっちまってさ、小さい時は、お父さん、お父さんって、来てたのによ、
ぜんぜん、話さなくなったんだけどね、
きみのドラマだけは、一緒に見るんだ、だからね、この日だけは、タクシーもすぐに店じまいさ」
思わず、ほっこりしてしまう
「そうですか、ありがとうございます」
「まぁ、大変だと思うけどね、誰かのためにって思うと、頑張れるんだよな、
だから・・・ま。。。そういうことだ、きみを見て、たくさんのひとが、幸せを感じてる
ん・・・説教じみてすまないね、頑張って・・・このお父ちゃんたちのためにもな」
そういって、笑い、
現金を受け取り
おつりと、ティシュをくれた
「ありがとうございました」
俺は、そう言い残し、
タクシーを降りた
たぶん、俺が、目をつぶってたから、
悩んでるのか、それとも疲れてるように見えたんだろうね
でも、
そのタクシーの運転手さんの言葉、心に響く
俺の仕事について、
じっくり考えるようになったのは、
本当、最近のこと
１０代、２０代は、ただただ必死だっただけ
でも、まぁ、メンバーの中でもマツジュンは特に、
俺らの存在の意味、自身の存在の意味、
あろ、俺らの仕事は何なのかっていうのを、明確にし始めた
まぁ、それからか、だんだん、なんとなく、こなしてきた仕事も
いろいろ考えるようになった
まぁ、年齢を重ねてきたからっていうのもあるんだけども
１０メートルほど歩いた、そこに、予約を入れていた店がある
店の前で、マスクをあごにかけ、
キャップは取った
基本的に、あまり変装はしない
マスクは、
ドラマの撮影が続いているから、
いろんな意味で、守るため
「らっしゃい、あ・・・」
店内に入ると、若大将が、俺に気がついた
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紫姫(プロフ) - ぴらさん» ざ、王道、このまま突っ走っていこうかと思いながら、本人も「これ結末どうなる？」と少し不安でもありますｗｗｗ (2018年1月21日 18時) (
レス) id: 468a98d518 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - かよさん» いつもありがとう、なんとか全てにおいて、続けていけそう (2018年1月21日 18時) (レス) id: 468a98d518 (このIDを非表示/違反報告)
ぴら(プロフ) - ザ王道どんと来い！大好物！更新楽しみにしてるね！紫姫ちゃんにだれか時間をー！笑 (2018年1月19日 22時) (レス) id: 136dc36140 (このIDを非表示/違反報告)
かよ(プロフ) - 姫ちゃんこんばんは☆主人公ちゃんが相葉ちゃんに助け求める事できてよかったって思います！何があったのかどきどきです！明日からお仕事なんですね！姫ちゃん旦那様のご実家でも色々家事とか頑張られててすごいです！ゆっくり休めるといいなぁ。明日からもfightです☆ (2018年1月3日 19時) (レス) id: 636ea2fbee (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - shocolaさん» うん、ずーっとついてきて♪ (2017年12月6日 8時) (レス) id: b7a52fdc9b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2017年9月18日 18時
