ガラスの向こう ページ44
ガラス越しの向こうで、
吸いこまれそうなくらい大きな目をした娘
どこを見てるのか、
天井のあちこちに、人一倍大きな黒目を動かす
やっぱり、まだ見えてないのかな
すると、中から、看護師が、その子の近くに行き、
「そろそろ、ママが、お部屋に戻るので、赤ちゃん、ママのところに連れていきますね」
そう言った
母「翔、それじゃあ、私、今日はりょうくん連れて帰るから。
あなた、もう少し、ここにいるでしょ」
と俺に向かって言う
翔「あぁぁ、うん、ごめん・・・りょう、とりあえず、今日はばあばの家だけど」
龍「宿題はしとけよ・・・でしょ、パパ」
翔「あぁ、そう、わかってんじゃん」
その会話を聞いていたマツジュンが
潤「本当、すっかり父親だよな・・・りょうくんもすっかり息子だよね」
翔「は？普通だろ。ほら、りょう、ばあば待ってるから、あと、ちゃんと・・・」
龍「歯磨きして、早く寝ること、修兄ちゃんの邪魔はしないこと」
翔「よくわかってんじゃん」
ははは
と声を出して笑う潤
潤「はぁ、いいよね、本当、俺もマジで、子ども欲しくなってきたわ」
今の状況を知ってる俺は
マツジュンのその言葉に、どう答えたらいいのか分からず、
翔「そうだな」
と小さな声で答えた
潤「じゃあ、俺もそろそろ、行こうかな、
あ、そうそう、babyの写真、あとで、ライン張りつけとく」
翔「え？ちょっと、それは、出す前に、カメラチャックが必要ですね〜」
潤「必要ないでしょ、こんなにかわいいんだから」
翔「だな、かわいいわ。マジで」
潤「親バカ・・・」
翔「なるよ、親バカにも.」
潤「じゃあ、俺行くわ、あ、名前、楽しみにしてんね、
あ・・・
そうそう、お祝い何かしなきゃだな、何が必要？」
翔「ん？わかんねぇわ・・・急に言われても」
潤「じゃあ・・・旬のとこに、あげたあれにしよ・・・結構好評だったからさ」
何を小栗君に送ったのかわからないけど、
翔「・・・ありがと」
一応礼を言っておく
そして、
翔「じゃあ、俺は伝えにいきましょうかね・・・」
そう言って、マツジュンの肩を軽くポンとたたき、
そして、踵を返して、
厳重なガラスと扉に向かった
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紫姫(プロフ) - あいうえとさん» ご指摘ありがとうございます。 (2017年9月19日 17時) (
レス) id: e9c302e907 (このIDを非表示/違反報告)
あいうえと - 句読点多すぎて読みにくい (2017年9月19日 16時) (レス) id: d8fce1903a (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - ゆめさん» いつも、ありがとうございます。天ちゃんに奮闘するパパ翔・・・のリクエスト多いですｗ嬉しですね、本当、描いていて、よかったって思います。この作品は、私の中でも書きやすい作品なので、時間ができれば、戻ってこれたらと思ってます。 (2017年9月18日 18時) (レス) id: 468a98d518 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - ことぶきさん» あははは、ANGELの杏樹みたいな小悪魔になりそうですね、確かにｗｗｗ本当、いつも、応援いただいて、ありがとうございます。次回、また、ぜひ、ごひいきくだされば、紫姫幸いでございますｗなにとぞ、よろしくお願いいたします (2017年9月18日 18時) (レス) id: 468a98d518 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - 瑠那さん» いつも応援ありがとうございます。たぶん、翔くんの子育て奮闘記だけでも、十分１章お話が描けそうですｗじつは、リクエストも多いので、また、描いてみたいな・・とは思ってます、だって気になりますよね・・・櫻井家ｗ (2017年9月18日 18時) (レス) id: 468a98d518 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2017年7月12日 13時
