ピアスと小瓶 ページ35
頭の中がくらくらする
いったん、トイレから離れ、
リビングに戻る
何のために、誰が戸棚に入れたの？
私が２人の関係に気づくようにわざわざ？
そらとうみは、
週に１、２回、潤の実家か、私の実家に、お泊りに行ってた
そしたら、この家は、潤だけになる・・・
嫌な想像が、今度は、私を苦しめた
私は、醜い人間だ・・・
でも、私が、潤のことを考えて、
離婚を決意するなら、
もちろん、かおりさんであれ、他の女性であれ
潤は自由になれる
でも、それを許せない自分がいる
・・・
自分が嫌だ・・・
テーブルに置いた、方尾方のピアスと小瓶・・・
潤とかおりさんは、やっぱり、そういう関係なんだろうか・・・
〜〜〜♪
携帯のアラームがなる
時計をみると５時前。
そろそろ、お迎えに行かなきゃ
いつもは、自転車でお迎えに行っていたけど、
しばらくは、歩いていかなきゃだな
・・・
病気のこと
かおりさんのこと
妊娠のこと
退院して早々、私は、またもや壁にぶつかった
ひとまず、ピアスと小瓶は、自分の管理してる棚にしまい
お迎えに行く仕度をした
潤「A・・・もしかして・・・」
ピアスと小瓶を見つけた阿野日からしばらくしても、
私は、潤に、妊娠してることを話せないでいた
でも、日に日にひどくなっていく、悪阻・・・
さすがに、そらや、うみの時を経験してるだけあって、
どんなに隠しても
潤は、すぐに気がついた・・・
潤「A？なんで、話さないの？」
A「・・・」
潤「デキたんだろ・・・」
・・・
潤「なんで。だまってるの？」
自分でもなんでだまってるのかわからなかった
潤「とりあえず、医者に行ったの？」
・・・
A「行ってない・・」
だって、行ったら、きっと言われることは、
決まってる・・・
今の私の体力と、体は、出産の耐えれない・・
潤「で・・・どうしたいの」
どうしたい？
え？
潤もそう聞くの？
思わず、顔を上げる
潤「A？ごめん、今回はオろして欲しい・・・」
え？
潤「これ以上・・・・」
そこで、言葉を詰まらせた潤
これ以上・・・何？
私の体が心配だから？
それとも。かおりさんのため？
A「い・・・いや」
それが、本心なのか、それとも、嫉妬心から思わずでた言葉だったのか
潤「とりあえず、明日、病院行くぞ」
・・・
その日、潤とそれ以上の会話はなかった・・・
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やすな(プロフ) - 紫姫さんお疲れ様です。途中はたくさんハラハラしたけど、ほんとに感動しました。実話も交えて書いて下さりありがとうございます！ほんとにこのお話だいすきでした。また楽しみにしてます (2016年10月1日 2時) (
レス) id: ac940651f1 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - やこさん» そう言っていただけると、書いてて、よかった＝って思います、書き始めたころは、この話需要あるかなって不安だったんです・・・ (2016年9月20日 8時) (レス) id: 77d256f3b6 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - ゆぴさん» ふふふｆ、蜜の味だらけです・・・ある意味あま〜いあま〜い・・・ふふふふ (2016年9月20日 8時) (レス) id: 77d256f3b6 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - かなえさん» ありがとうござます、完全ノーカット版に切り替えましたので、はははは、しばｒかうおつきあいいただけたらと思います (2016年9月20日 8時) (レス) id: 77d256f3b6 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - ゆなつさん» 潤君の気持ち、次章でもわからないままです・・・すっごく簡単な事なんですけど、２人で、どんどん、ふくざつにしていってるって感じです (2016年9月20日 8時) (レス) id: 77d256f3b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2016年8月30日 23時
