退院 ページ30
それからほどなくして、
癌の結果が私の手元にやってきた
それは、キセキとしか言いようもない結果だった
うみが、
悪いものともに、この世界に出てきてくれていたのだった・・・
かといって、
いつ再発するのかわからない体
迎えに行くよといった潤に
「大丈夫だから」とタクシーで帰宅した
そう、自立しなきゃ、
今日は、その第１歩だ
外泊で、定期的には、帰宅してたけど、
ひさしぶりの、２ＤＫの部屋
そらは、すっかりおねえちゃんになっていて
うみは、よちよち歩いていた
それだけ、私は長く、病院にいたんだとあらためて実感した
潤「おかえり・・・・」
A「ただいま・・・」
そして、にっこり笑った
・・・・
私は、きっと、彼を不幸にしてしまう
開放してあげなきゃ
そう、私の心は、あのかおりさんのことばが深く突き刺さったままだった・・・
あの日から、この話題には、一切触れてこなかった潤
でも、帰ってきた今、避けては、通れない
潤「とりあえず、今日は、退院祝いしよっ、俺夕飯作るし、座っとけよ」
そらと、うみが私の手をひっぱり
リビングにつれていく
キッチンでせわしく動く潤・・・
でも、なんとなく、わたしは、自分の家なのに
よそのおうちきたみたいで、
こころが落ち着かなかった・・・
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やすな(プロフ) - 紫姫さんお疲れ様です。途中はたくさんハラハラしたけど、ほんとに感動しました。実話も交えて書いて下さりありがとうございます！ほんとにこのお話だいすきでした。また楽しみにしてます (2016年10月1日 2時) (
レス) id: ac940651f1 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - やこさん» そう言っていただけると、書いてて、よかった＝って思います、書き始めたころは、この話需要あるかなって不安だったんです・・・ (2016年9月20日 8時) (レス) id: 77d256f3b6 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - ゆぴさん» ふふふｆ、蜜の味だらけです・・・ある意味あま〜いあま〜い・・・ふふふふ (2016年9月20日 8時) (レス) id: 77d256f3b6 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - かなえさん» ありがとうござます、完全ノーカット版に切り替えましたので、はははは、しばｒかうおつきあいいただけたらと思います (2016年9月20日 8時) (レス) id: 77d256f3b6 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - ゆなつさん» 潤君の気持ち、次章でもわからないままです・・・すっごく簡単な事なんですけど、２人で、どんどん、ふくざつにしていってるって感じです (2016年9月20日 8時) (レス) id: 77d256f3b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2016年8月30日 23時
