何言ってんの？ ページ29
潤「え・・・」
薄暗い、病室で、潤の大きな瞳が、さらに大きくなり、
微かに揺れた
A「これ以上・・潤に、私の人生を背負わせられないって思ったの
だから、できるだけ、自分で生きていけるように、自立するし、
笑って子供たちを育てたいの」
潤「おまえ、何いってるの？」
A「潤には・・潤の人生があるんだよ、まだ２４なんだよ、私たち」
潤「年齢なんて、関係ねぇだろ・・・」
A「私にしばられちゃったら、潤の人生も台無しにしちゃうじゃん・・・
それは嫌だな」
鼻の奥深いところが、ツンと痛くなるのをこらえて
平泉さんの言葉を繰り返す
「そう、私は、太陽なんだから、笑わなくちゃ」
そして、思いっきり、笑顔を潤にむけた
潤「・・・・あいつか？、
あいつが、お前に何か言ったんだな」
静かに、そして、いつもより低い声を絞り出すように口をひらいた潤。
A「違うよ・・・かおりさんは、何も言ってないし、
それに、私、会ったことない」
潤「会ったことないのに、なんで、かおりの名前が出てくるんだよ」
突然の潤の大きな声にびくっとなり
おもわず、下を向いてしまう
でも、なぜか、冷静な自分が心の中にいて
「かおり」って呼び捨てで呼んでる仲なんだなって
思ってしまう
潤「ふざけやがって・・・」
思いっきり、病室のドアを開け、潤の足音が遠くなっていった
・・・・
足音が聞こえなくなったとき
堪えていた波が、ほほを伝った
後悔はしない
しちゃだめだ
私は決めたんだから
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やすな(プロフ) - 紫姫さんお疲れ様です。途中はたくさんハラハラしたけど、ほんとに感動しました。実話も交えて書いて下さりありがとうございます！ほんとにこのお話だいすきでした。また楽しみにしてます (2016年10月1日 2時) (
レス) id: ac940651f1 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - やこさん» そう言っていただけると、書いてて、よかった＝って思います、書き始めたころは、この話需要あるかなって不安だったんです・・・ (2016年9月20日 8時) (レス) id: 77d256f3b6 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - ゆぴさん» ふふふｆ、蜜の味だらけです・・・ある意味あま〜いあま〜い・・・ふふふふ (2016年9月20日 8時) (レス) id: 77d256f3b6 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - かなえさん» ありがとうござます、完全ノーカット版に切り替えましたので、はははは、しばｒかうおつきあいいただけたらと思います (2016年9月20日 8時) (レス) id: 77d256f3b6 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - ゆなつさん» 潤君の気持ち、次章でもわからないままです・・・すっごく簡単な事なんですけど、２人で、どんどん、ふくざつにしていってるって感じです (2016年9月20日 8時) (レス) id: 77d256f3b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2016年8月30日 23時
