堕ちていく ページ14
頬を染めて、潤んだ目をしたAを見ると
もぅ……いいや……
兄弟だろうが何だろうが……
一緒に堕ちてもいいって思う……
それくらい……俺はAに夢中で……
ソッとAの唇を親指で撫でると、
指がうっすらと、リップで赤く染まる……
そして、そこに俺の唇を重ねる……
昨日の晩、一緒に居なかっただけなのに
、こう求めてしまう……
何度も重ね合い、タイトなスーツの上からでもわかる、細目の腰元を抱き寄せる
それでもぜんぜん足りなくて、
あぁ、これが堕ちていくということなんだと、
改めて実感する
惜しむように、唇を離し
再び、Aの自然なままの唇を
親指で拭うと、今度は、どちらのか、わからない湿り気を、指に感じる
A「はぁ……」
Aの、吐息を、頬で感じると
再び、強く抱きしめる
翔「Aが、昨日泣いていた訳……
俺がどうにかすっから……」
親父のことだ……
たぶん、俺とAの関係を何らかの形で調べたんだろう……
過去に付き合ってきた女も、直接には俺に言わないけど、
何度となく調べてるようだった
芸能界という特殊な世界にいる俺に
縁談や見合いをさせたくらいの親父だ
まあ、官僚だった親父の立場だとわからない訳では無いんだけど
ある意味、パパラッチや事務所より、
親父の情報網がすごいって、どうなんだろう……
たぶん、親父や母さんから見て、見合う女でないといけないんだろう
だから、今の仕事だけでなく、
家でも、
俺にとったら、結婚はリスクでしかない
A「え？」
翔「だから、心配するな、
このまま俺に凭れろって……」
そう……
親父はまさか、兄弟であるAと俺が、
こんな関係になってることに、焦ったんだろうな……
だから、昨日、Aに俺と、
もぅ、関わるなとでも言ったんだろ
でもさ。親父……
もぅ、手遅れだわ……
今のキスで俺、決めたわ
……
Aと堕ちても後悔しねぇって……
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紫姫(プロフ) - ♪にじ♪さん» 今回は、翔くんの心境の変化を、少しずつ、会話や、表現で、展開させていってるんですが、なんせ、なかなか進んでくれないので・・・キュンキュンワードがあまり出てこないんです・・・あいたたたた (2016年10月11日 9時) (
レス) id: 77d256f3b6 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - リュリュさん» もう、大変すぎて、泣きそうでした。昨日は、だんなちゃんとも口ききませんでしたよ・・・どうしても１回目書いたときのほうが、文章がよかった気がしてしまうんです。２回目はやっつけ仕事になって、雑さが目立ってしまって・・・ (2016年10月11日 9時) (レス) id: 77d256f3b6 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - ことぶきさん» ことぶきさん、おはようございます、どうしても、翔潤萌えは書きたくって・・・その場面がでてくれば、逃さないように、描いてます(笑） (2016年10月11日 9時) (レス) id: 77d256f3b6 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - 彩夏さん» 正解「指示」ですね。すいません、後で書き直しておきます、ご指摘ありがとうございます。 (2016年10月11日 9時) (レス) id: 77d256f3b6 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - shocolaさん» あっという間に秋ですね、どうですか？少し寒くなりましたが、体調気をつけてくださいね (2016年10月11日 9時) (レス) id: 77d256f3b6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2016年8月5日 8時
