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「その・・・
そんなにたくさん、頼んで大丈夫ですか？」
・・・
・・・
「あ・・そうだよね・・・確かに
この美味しいのをさ、一緒に味わいたくって・・・
じゃあ、これは、また今度にしよう」
そう言って、ウエイターを呼んだ
また・・今度
確信の無いその言葉にでさえ
私は期待してしまってドキドキしてしまう
料理を注文すると同時に
ポートワインが運ばれてきて、
ウェーターが私たちの前に置いたグラスに注ぐ
薄い琥珀色のワインが、そのグラスに波をうち、
そして、静かにおさまった
「あ・・・魚介類が多いから、白にしたんだけど、大丈夫」
「あ・・大丈夫です」
「といっても、もうすでに注がれちゃってるから、
それは飲んでね」
そう言ってグラスを持ったので、
私も
そのグラスに慌てて合わせた
「あ・・よく考えたらダメじゃん、A
さっき、発作おこしたからなぁ・・・あはは
まぁ、医者の管理下の元ならいいってことにしておこう
あ、でも、飲みすぎないように、
ってことで、そこは自己管理ね」
そして
「まぁ、まずは、無事に出会えたことに？乾杯」
そう言って、グラスをカチンと合わせ
グラスの中身ごくっと勢いよく
音を立てて飲んだ
そして、それを見て
私もつられるかのように、グラスに口をつけた
一口に含むと、酸味が口いっぱいに広がった
でも、その酸味は、嫌なかんじでもなく、
ずっと飲みやすかった。
「ワイン好き？」
そう聞かれて、
「あ・・はい・・・」
そう言って、チラっと翔さんの顔を見ると、
こっちをジッと見ているので、
心が読まれる前に
「ワイン以外も好きです」
と正直に答えた
「ぷはっ、
あ・・そう。結構飲む方？」
「・・・はい
学生の時は、そこまで飲む方じゃなったんだけど
社会人になった、付き合いとかで飲むようになってから、
いろいろと飲むようになりました。」
「そっか・・・
ここのワインもなかなかイケるでしょ」
「はい。それに・・・なんだろう、
こんな明るい時から飲む解放感が・・余計かもしれません」
そう言って、店の外を見る
「確かに、少し罪悪感な気分のもれなくついてくるけどね
でも、本当、良く来たよなぁ。
チケット取れた？難しかったんじゃない？」
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紫姫(プロフ) - まーちゃんさん» こーなりました・・・あは。それが、紫姫わーーーーるど♪ (2019年6月5日 23時) (
レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - あやさん» ドキドキにへにへしながらｗいつもありがとうございます。ちょっと拗らせてみましたｗｗｗ (2019年6月5日 23時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - ゆめさん» 少しスパイス投入してみました。ここから、ラストまで、楽しんでいただけたらと思います。 (2019年6月5日 23時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
まーちゃん(プロフ) - きゃーーー！ついに進展ですね！どうなるの？翔さんなんて言うの？気になります！！次回も楽しみにまってます。 (2019年6月5日 20時) (レス) id: 8fb0672773 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 毎回ドキドキにへにへしながら拝見させていただいています。いいなぁ… (2019年6月5日 4時) (レス) id: 0f8d7fa212 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2019年5月17日 0時
