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「ほら。あれ・・・」
そう言って、私はとりあえず目に見えた建物を指指す
「あぁ、あれは・・・」
でも、翔さんは私の指さきは見ず
フっと笑った
「どうして笑うんですか？」
「あ・・いや、ごめん、
Aってさ、わかりやすいなって・・・」
「何がですか？」
「そんなに緊張しなくても大丈夫って言ってるだろ？」
・・・
・・・
「さっきも言ったけど、取って食ったりしないし、
二人きりにはならないから・・・ははは」
・・・
・・・
私は、黙ってしまった
翔さんの家に行くことに、緊張しているんじゃない
そんなの、自分が1番良くわかってる・・・
「ベリーナさんは、どんな方ですか？」
なのに・・・聞きたくも無いのに聞いてしまう
「ん？彼女？そうだなぁ、明るくて、前向きで
まぁ、誰にでもフレンドリーで・・」
「長いんですか？」
「ん？長い？
あぁ。出会ってからってこと？
そうだな・・・俺が、このポルトガルに初めて来たときからだから・・・
10年以上じゃないかな？
まぁ、その時は旅行で来てて、まさか住むなんて思いもしなかったけど
彼女がいろいろ手配してくれて・・・まぁ、そこから今に至るってとこかな」
「・・そうなんですね」
しばらく、外を見る
ライトアップされたその街並みは
日本にはない、鮮やかな屋根のせいか、
全体的に、オレンジ色に見えてまるで、それはお祭りの中にでもいるようだった
「翔さんのおうちは、ここから遠いんですか？」
私は、そんな景色をみながら、そう聞いた
「うん、ここからは、少し離れているけど、まぁ比較的住みやすい アルファマ地区ってとこで、
さらにちょっと住みやすい住宅街でさ
きっとAも気に入ると思うよ、治安もいいし、閑静だし、まぁ、生活するには便利なろころでさ・・・って言ってもまぁ、俺は1年のほとんどが仕事で離れてるから
なんとも言えないんだけどね
実は、リスボンってさ人気が高くてなかなか住宅を見つけるのが大変なんだよ
まぁ、俺はベリーナがいるから、奇跡的に住めてるようなもんだけどね」
そっか・・・
ベリーナっていう女性と住んでるんだ・・・
胸が締め付けられる・・・
・・・
私は、ハンドルを握る翔さんの手を見る・・・
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紫姫(プロフ) - まーちゃんさん» こーなりました・・・あは。それが、紫姫わーーーーるど♪ (2019年6月5日 23時) (
レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - あやさん» ドキドキにへにへしながらｗいつもありがとうございます。ちょっと拗らせてみましたｗｗｗ (2019年6月5日 23時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - ゆめさん» 少しスパイス投入してみました。ここから、ラストまで、楽しんでいただけたらと思います。 (2019年6月5日 23時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
まーちゃん(プロフ) - きゃーーー！ついに進展ですね！どうなるの？翔さんなんて言うの？気になります！！次回も楽しみにまってます。 (2019年6月5日 20時) (レス) id: 8fb0672773 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 毎回ドキドキにへにへしながら拝見させていただいています。いいなぁ… (2019年6月5日 4時) (レス) id: 0f8d7fa212 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2019年5月17日 0時
