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「あはは、そんなにキョロキョロされてもなぁ」
と笑う翔さん
「すいません・・失礼なことしちゃった」
「いいよ、なかなかいい趣味でしょ
って言っても、俺じゃないんだけどね
もともと、家具もついてる物件だからね
っていうか、海外では、普通なんだけど
前の、住人が、きっといい趣味をしていたんだろうね
まぁ、それも込みで気に入ったの」
そう言ってダイニングに案内してくれる
すでに、そこの真ん中にある、大理石風のテーブルの上に
すでに食事が用意されていて
「どうぞ、座ってください」
ベリーナさんが声をかけてくれた
「ありがとう、ベリーナさん」
そういうと
「ベリーナでいいよ。
私もAって呼ぶから」
と、軽くウインクされる
それが、同性の私でさえもドキっとさせられる
「飲み物は・・・翔？
ワインでいい？」
・・・翔
翔さんのことを呼び捨てで呼んだベリーナ
当たりまえか・・・
でも、今の私はそのひとつひとつが苦しめられる
別に、ベリーナが悪いわけじゃない
翔さんも悪いわけじゃない
ただただ私の心の中で、ドロドロした気持ちが買ってい湧き上がってるだけだ
キッチンに向かった、ベリーナの姿は、
手足が長くて、胸はあり、キュっと細身のウエストに
ピタッと身体のラインがわかるワンピースがよく似合っていた
私は、チラっと自分の姿を見る
今朝、一応気は使ったとはいえ、
慌てて用意した今回の渡航
・・・
・・・
恥かしいくらいに、自分の醜さが浮き出ていた
「ん？どうした？疲れた？
今日は、ムーアに行ったからなぁ・・・」
「ＯＨ・・ムーアに行ったの、
でもAはポルトガル来たばかりでしょ？
それは翔、かわいそう」
「あはは、でも、いい景色が見れたよ・・
ね？A？」
「はい、感動しました」
話ながら、ベリーナが、グラスのワインを注いでくれる
「翔？なんだった？」
「何が？」
「Saúde」
「あぁ、乾杯ね」
そいうと、ベリーナが
グラスをあげて
「A？ようこそポルトガル〜
Saúde！」
と、言った
「あはは、結局、Saúdeって言ってるじゃん、
だから、乾杯だって」
そう言って、口をつけた翔さん
その笑顔が、この半日で1番輝いてみえたのが
正直、辛かった・・・
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紫姫(プロフ) - まーちゃんさん» こーなりました・・・あは。それが、紫姫わーーーーるど♪ (2019年6月5日 23時) (
レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - あやさん» ドキドキにへにへしながらｗいつもありがとうございます。ちょっと拗らせてみましたｗｗｗ (2019年6月5日 23時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - ゆめさん» 少しスパイス投入してみました。ここから、ラストまで、楽しんでいただけたらと思います。 (2019年6月5日 23時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
まーちゃん(プロフ) - きゃーーー！ついに進展ですね！どうなるの？翔さんなんて言うの？気になります！！次回も楽しみにまってます。 (2019年6月5日 20時) (レス) id: 8fb0672773 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 毎回ドキドキにへにへしながら拝見させていただいています。いいなぁ… (2019年6月5日 4時) (レス) id: 0f8d7fa212 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2019年5月17日 0時
