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「あはは、だから、大丈夫だって、
彼女は、たぶん、Aのこと気に入ると思うし、
それに、
Aのこともよく話すんだよ
彼女も会いたいって言ってたとこだよ」
・・・
「まぁ、本当、彼女の寛大さは、いつも頭が下がるよ」
そう言って、私の言葉は無視するかのように
車を走らせた翔さん
・・・
私は、そのまま結局、そのまま黙ってしまった
良く考えたら、今晩行くあてのない私は、
お昼間、駅で翔さんが、ホテルを探してくれていたのもあって
ここまで来たら、彼に頼るしかなかった
でも、今の気分は、どうしようもないくらいに、落ちてしまっていた
そして、それと同時に
本当に翔さんのことが好きなんだと
自覚してしまう・・・
「ここまで来て何してんだろ・・私・・・」
「ん？」
思わず漏れてしまった心の声に慌てて
「いえ・・・
あ・・何か手土産用意しとけばよかったです・・・」
とすかさず、話す。
「あはは、いいよそんな
彼女はそんな気を使うような子じゃないし、
そもそも、気を使われる方が恐縮してしまうかも・・・」
ベリーナさんのことを聞くと、
キュっと痛くなる
ヤダな・・・私、本当醜いかも・・・
「そうなんですね・・でも初対面だし・・」
「それを言ったら、
俺とも初対面ですけど？」
「・・・確かにそうですね、
でも、そんな気は全くしなかったです」
・・・
確かに
初めて翔さんと会ってから、まだ半日もたっていないことに気が付いた
でもその実感はなく
おそらく電話の声だけでは感じることができない、
翔さんのいろんな面がここで見えてきて
心はどんどんと複雑になってしまう
「そりゃ、まぁ一応、電話ではいろいろと話しはしていたからね
それも、結構な時間をかけて、じっくりと？」
・・・
「時間かけてって、なんか、私、調理されてるみたい」
「あはは・・・まぁ、そんなもんかも・・熟成させてたから
あははは」
そんなもんかもって・・・
「なんですか、それ」
「あはは、あ・・もうすぐ着くから、
ほら・・あの黄色い・・・」
そう言って、ハンドルを握ってる人差し指だけが、ピっとその方向を指した
それは、少し坂道を上がったところにある
木に囲まれた石畳の奥にある黄色い壁の住宅だった
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紫姫(プロフ) - まーちゃんさん» こーなりました・・・あは。それが、紫姫わーーーーるど♪ (2019年6月5日 23時) (
レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - あやさん» ドキドキにへにへしながらｗいつもありがとうございます。ちょっと拗らせてみましたｗｗｗ (2019年6月5日 23時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - ゆめさん» 少しスパイス投入してみました。ここから、ラストまで、楽しんでいただけたらと思います。 (2019年6月5日 23時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
まーちゃん(プロフ) - きゃーーー！ついに進展ですね！どうなるの？翔さんなんて言うの？気になります！！次回も楽しみにまってます。 (2019年6月5日 20時) (レス) id: 8fb0672773 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 毎回ドキドキにへにへしながら拝見させていただいています。いいなぁ… (2019年6月5日 4時) (レス) id: 0f8d7fa212 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2019年5月17日 0時
