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私は、
ここに来て
初めて、本当に２人だけの空間になったこの状況に、
急に緊張してしまい、
足をピッと揃え直した
でもすぐに、その行動が運転している翔さんの目に入ったらしく
「ん〜？どうした？
もしかして緊張してる？？」
と、声をかけてきた
「いえ・・大丈夫です」と答えると
「俺、そんなに、運転荒くない方だと思うから、安心して？」
・・・
・・
いや、そうじゃないんだけど・・・と思いながら、
そのままだまっていると
「あはは、大丈夫だよ、
取って食ったりしません。
一応、こう見えても紳士なもんで」
と、笑った
「べ、別に、そんな・・・」
「思ってたでしょ？
男女で初対面で、二人限られた空間の中にいるんだから
少なくとも、普通は緊張するよね・・・
まぁ、実のところ、俺もそうなんだけど？」
「え」
「レディに、万が一のことがあったら、困りますから、気を付けて運転しないと」
「え？は？そっちですか？」
「そっちですね
俺は少なくとも・・・・」
「紳士なもんで」
と、私が翔さんより先に口にすると
大笑いした翔さん
でも、それも、うれしくもあり、
さびしくもあり、複雑な気持ちのまま、
私は、それでも、翔さんの顔をみることができなかったので
ただ、まっすぐ、先を見ていた。
しばらく、車を走らせながら、
「A？ほら、
見て・・・」
そう言って、ある建物を顎で指す
青の方向をみると、
黄色と赤の、まるで絵本にでてきそうなお城のような建物が、山の頂上に見えた
今日は天気が良くて、
空の色が、この建物を、より一層鮮やかに映し出しているようだった
「何かのテーマパーク？」
「あはは、なわけないだろ？
ペーナ宮殿っていって、
ちゃんと、列記とした、城だよ」
そう言って、
くくっと笑う。
「え・・・行ってみたい」
「あー、ごめん、今日は、そこには行けない、
今から、もっとすごいとこ連れて行ってあげたいから」
「行きたいです・・・」
「残念、そこは、明日にでも行きな？」
その言い方が、なんだか、少しそっけなくて
そっか・・・
翔さんといられるのは、
今日だけなんだと思い知らされる・・・
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紫姫(プロフ) - まーちゃんさん» こーなりました・・・あは。それが、紫姫わーーーーるど♪ (2019年6月5日 23時) (
レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - あやさん» ドキドキにへにへしながらｗいつもありがとうございます。ちょっと拗らせてみましたｗｗｗ (2019年6月5日 23時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - ゆめさん» 少しスパイス投入してみました。ここから、ラストまで、楽しんでいただけたらと思います。 (2019年6月5日 23時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
まーちゃん(プロフ) - きゃーーー！ついに進展ですね！どうなるの？翔さんなんて言うの？気になります！！次回も楽しみにまってます。 (2019年6月5日 20時) (レス) id: 8fb0672773 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - 毎回ドキドキにへにへしながら拝見させていただいています。いいなぁ… (2019年6月5日 4時) (レス) id: 0f8d7fa212 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2019年5月17日 0時
