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2話 ページ3
爆豪ｓａｉｄｏ
爆「……」
Aが乱暴に出てった後、俺は気味が悪い程静かなリビングに向かった
確かテーブルの上を見とけっつってたな
爆「これかァ？」
そこにはババァの字で書かれた手紙があった
爆「チッ」
メンドクセェ…だからAいつもより機嫌悪かったのか
…いや、機嫌悪いのはいつもか
もちろん原因は俺だ
自分で言うのもあれだが俺は昔から何をやっても一番だった
そしてあいつは、二番だった
同じ家で育ったはずなのに、才能の差はわずかにあった
爆「A…」
多分あのクソナードのところに行ったんだろう
Aは俺よりデクに懐いてる
デクはいつもAを励まし、共に歩もうとしていた
俺はAを置いて、どんどん先に行っていた
当然の結果だ
俺はアイツを見捨てた
Aは、きっと俺に劣等感を抱いてるのだろう
あのとき、俺が手を引いて、一緒に歩んでいけば____
爆「クソッ…クソッ……」
どんなに後悔したって、時間は戻らない
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作者名：黒猫さん | 作成日時：2018年9月2日 13時
