3:感動(恐怖)の再会 ページ5
「金魚ちゃん達と何してんの−? おしゃべり−? 楽しそうだねぇ。」
この声、そして僕の体を軽々持ち上げるこの腕… 間違いない。
「フロイド兄さん…。」
「あはっ、そろそろ来る頃かなぁと思って、来ちゃった♡」
A〜と、兄さんに抱きしめられる。 苦しい。
腰のあたりから、ギシギシって絶対聞こえちゃダメな音出てる。 痛い。
あと、周りの人がすっごい引いてる。
リドル先輩に助けを求める視線を送ったが、目をそらされた。
トレイ先輩も…。 ケイト先輩まで…。
ダメだ、誰も助けてくれない…。
あっ、自分でどうにかしなきゃだめだと悟った僕は、降ろしてもらおうと交渉することにした。
「フロイド兄さん… そろそろ新入生の列に並ばなきゃだし、僕 降りたいんだけど…。」
「列に並びたいなら、オレが運んでってあげるよぉ。 オレ、めちゃくちゃいいお兄ちゃんじゃん!!」
「いや、ちょっと待って!!めっちゃ目立ってるし?! 自分の足で歩けるって…! わあっ!?」
僕の交渉は見事に失敗に終わり、兄さんは僕を自分の肩に担いだ。
「怖い怖い怖い」
長身の兄さんの肩の上、僕と地面との距離は2メートル以上となる。
そして、兄さんが急に走り出すもんだから、海ででっかいシャチに追いかけられた時くらい恐怖を感じた。
半泣き状態のまま、落ちないように、必死に兄さんを掴む。
すると兄さんは、「どうしたのー A? 久しぶりの再会で嬉しくて、涙出ちゃったのー?」と、言った。
ちがう、そうじゃない。 いいから、僕を降ろせ…!
半ば、キレ気味になりながら首を横に振る。
兄さんの恐怖のジェットコースター中に視界の端に映ったリドル先輩は青ざめて立ちつくしていて、トレイ先輩はあからさまに うわぁ…って顔をしていた。
特にケイト先輩。 僕、まだ憧れの陸上生活を満喫出来てないし、まだまだ生きるつもりなんで、
手を合わせて「ご冥福をお祈りします。」ってつぶやくのはやめてください。
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オキアミ缶(プロフ) - 豆腐さん» 豆腐さん!わわ!気が合いますね!! もうほんと、激ヤバオクタヴィネル…。 (2020年12月16日 22時) (レス) id: 44bb779011 (このIDを非表示/違反報告)
豆腐 - 僕も同じですジェイド氏ヤバいオクタもヤバい さっきからヤバいしかゆうてないww (2020年12月16日 21時) (レス) id: 62591ff391 (このIDを非表示/違反報告)
オキアミ缶(プロフ) - 豆腐さん» 豆腐さん!読んでくださりありがとうございます!(*´▽`*) 更新頑張ります…! 私は、オクタとハーツよりの箱推しですが、特にジェイド氏とリドル寮長を推してます! 品のある人が好きですね…。 (2020年12月15日 0時) (レス) id: 44bb779011 (このIDを非表示/違反報告)
豆腐 - 更新頑張ってください 推し誰でしたっけ?(忘れてる人です。)僕はオクタ推しです。 (2020年12月14日 22時) (レス) id: 62591ff391 (このIDを非表示/違反報告)
オキアミ缶(プロフ) - かのんさん» おやおや…ですね(笑) (2020年12月5日 19時) (レス) id: 44bb779011 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:オキアミ缶 | 作成日時:2020年11月25日 1時