２８：痛いけど ページ32
グリムくんが洞窟の中に向かって叫ぶ。
「やーいバケモノ！！ 出てくるんだゾー！！」
化け物が、『デテイケ！！』と、怒鳴りながら洞窟から出てきた。
「おーい、ノロマー！！ こっちだぜ！！」
ユウさんが大声で、採掘場の遠くへ化け物を誘導する。
化け物は地面を揺らすような声で唸ると、近くにあった大岩を粉砕した。
「あ、あんなのでパンチされたら一溜まりもねーんだゾ…。」
「ユウさん！ もっと洞窟から引き離して！！」
僕の言葉にユウさんは頷く。
「エース、この位でいい？？」
「オーケー、オーケー。 じゃあ、後はオレ達でなんとかするから。 A、よろしくな！」
エース君の声に「わかった。」と返す。
「
僕はユニーク魔法を発動した。
これで、化け物から僕の姿は見えないはずだ。
みんなが化け物の足止めをしてくれてるうちに魔法石を採りに行こう…！
「急がなきゃ…！」
さっき僕達が進んで居た近くまで戻ってきた。
すると、地面に虹色のきらきらした手のひらサイズの石が埋まっていた。
きっとこれが魔法石だ…！
僕が魔法石を掴むと、埋まっていた所の周りの岩はかなり脆くなっていたようで、
ボロボロと簡単に崩れた。
魔法石を抱えながら、急いで採掘場の外に出ると、化け物の姿は消え、
ユウさん、エース君、デュース君、グリムくんがみんなでハイタッチをしていたところだった。
「魔法石持ってきたよ！！ って… あの化け物は？」
「A君！ お帰り！ あいつ、俺たちで倒したんだよ！！」
「嘘でしょ？！」
ユウさんの言葉に目を丸くする。
「マジマジ、オレらで倒した！！」
「あぁ、かなり弱ってたからな！」
みんな、凄い…。
「いやぁ… なんか、僕、役に立ててないな…。 ごめん。」
「何言ってんだよ、A！」
エース君が僕の肩をバシンと叩く。
「いった…！ いきなり何すんのさ？！」
「はぁ…、お前がユニーク魔法でバレないように魔法石採って来てくれたんじゃん！」
「え…？」
すると、デュース君もバシンと僕の肩を叩いた。
「そうだぞ、エースの言うとおりだ。 狭い洞窟の中での戦闘だったら負けていただろう。 Aが魔法石を採りに行ってくれてたから、安心して戦えた。」
「…！ ありがとう。」
嬉しい気持ちで胸が熱くなった。
…まあ、叩かれたところもヒリヒリして同じくらい痛いけどね…。
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オキアミ缶(プロフ) - 豆腐さん» 豆腐さん！わわ！気が合いますね！！ もうほんと、激ヤバオクタヴィネル…。 (2020年12月16日 22時) (
レス) id: 44bb779011 (このIDを非表示/違反報告)
豆腐 - 僕も同じですジェイド氏ヤバいオクタもヤバい さっきからヤバいしかゆうてないｗｗ (2020年12月16日 21時) (レス) id: 62591ff391 (このIDを非表示/違反報告)
オキアミ缶(プロフ) - 豆腐さん» 豆腐さん！読んでくださりありがとうございます！(*´▽｀*) 更新頑張ります…！ 私は、オクタとハーツよりの箱推しですが、特にジェイド氏とリドル寮長を推してます！ 品のある人が好きですね…。 (2020年12月15日 0時) (レス) id: 44bb779011 (このIDを非表示/違反報告)
豆腐 - 更新頑張ってください 推し誰でしたっけ？（忘れてる人です。）僕はオクタ推しです。 (2020年12月14日 22時) (レス) id: 62591ff391 (このIDを非表示/違反報告)
オキアミ缶(プロフ) - かのんさん» おやおや…ですね(笑) (2020年12月5日 19時) (レス) id: 44bb779011 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：オキアミ缶 | 作成日時：2020年11月25日 1時
