２６：万能じゃない ページ30
「ハァ…、逃げ切った…？」
「あぁ… 多分大丈夫だ…。」
上がった息を整える。
さっきの化け物から逃げて、採掘場から出てきてしまった。
「なんだったんだよさっきの…！ あんなの居るって聞いてねぇって！！」
エース君が額の汗を拭いながら言う。
「あの怪物、�狎亅瓩箸�言ってたよな。 実は近くに魔法石があったのかも…。」
エース君が「でもさー、」と呟く。
「あんなのと戦うなんてムリじゃん、もう諦めて帰ろーぜ。」
「な！？ ざっけんな！ それじゃあ退学になるだろう！！ それに、魔法石が目の前にあるのに諦めらんねぇだろ！！」
デュース君が珍しく大声をあげる。
その姿にエース君は、付き合ってらんねーと、首を横に振る。
「オレより魔法下手なクセに何言ってるんだか… オレはパス。 一人で行け。」
「あぁ、そうかよ！ なら腰抜け野郎はそこでガタガタ震えてろ！！」
「はあ〜〜？？ 腰抜け？ 誰に向かって言ってんの？？」
２人とも、お互いに掴みかかりそうな雰囲気だ。
「えっと、エース君、デュース君、落ち着いて…。」
すると、デュース君は僕の方を振り返った。
「お前は一緒に来てくれるよな？」
「えぇっと…、」
有無を言わせないデュース君の表情に圧倒され、一歩後ろへ下がる。
「おい、脅すのはよくねぇだろ。怖がってんぞ。」
エース君の言葉にデュース君が目を見開く。
「わ、悪い…。」
「謝らなくていいよ。 僕は魔法石を採りに行くつもりだったし。」
デュース君はホッと息をついた。
「でもどーするよ？ 俺は使えねーけど、魔法でどうにかなんないの？」
「魔法は万能じゃないから、練習しないとうまく使えないんだよね…。」
「あぁ、その練習のために魔法学校があるんだ。」
「練習しても、ぶっちゃけテンパってるとミスりやすいし、」
ユウさんが、「なるほど。」と、呟く。
「とにかく、僕はなんとかしてあいつから魔法石を採ってくる。」
デュース君の言葉に、エース君が「だーかーらー、」と割り込む。
「お前、相当バカだろ。 まず�爐覆鵑箸�して�瓩辰堂拭� あんな化け物相手に何度やったって同じだろ。」
「なんだと？！ お前こそ……」
げ、また喧嘩が始まった。
「んじゃ、もう全員退学でいいんじゃね？」
ユウさんの声で、みんなは息をのむ。
「ゆ、ユウ、何いきなりキツいこといってんだゾ…？」
「だって、いちゃつかない肝試しイベなんて需要ねぇもん。」
あっ…、 そっちか…。
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オキアミ缶(プロフ) - 豆腐さん» 豆腐さん！わわ！気が合いますね！！ もうほんと、激ヤバオクタヴィネル…。 (2020年12月16日 22時) (
レス) id: 44bb779011 (このIDを非表示/違反報告)
豆腐 - 僕も同じですジェイド氏ヤバいオクタもヤバい さっきからヤバいしかゆうてないｗｗ (2020年12月16日 21時) (レス) id: 62591ff391 (このIDを非表示/違反報告)
オキアミ缶(プロフ) - 豆腐さん» 豆腐さん！読んでくださりありがとうございます！(*´▽｀*) 更新頑張ります…！ 私は、オクタとハーツよりの箱推しですが、特にジェイド氏とリドル寮長を推してます！ 品のある人が好きですね…。 (2020年12月15日 0時) (レス) id: 44bb779011 (このIDを非表示/違反報告)
豆腐 - 更新頑張ってください 推し誰でしたっけ？（忘れてる人です。）僕はオクタ推しです。 (2020年12月14日 22時) (レス) id: 62591ff391 (このIDを非表示/違反報告)
オキアミ缶(プロフ) - かのんさん» おやおや…ですね(笑) (2020年12月5日 19時) (レス) id: 44bb779011 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：オキアミ缶 | 作成日時：2020年11月25日 1時
