佐野玲於なんて大嫌い

episode17 ページ18

Aside
佐野玲於におんぶしてもらってるけど



心臓の音が聞こえちゃいそうなくらい



ドキドキしてる



けど、佐野玲於は相変わらずツンツンしていて



顔色１つ変えない



すると、急に佐野玲於が口を開いた



玲於 「わりぃ、俺振り覚えてから帰るから、遅くなる」



え？どういうこと？



てゆうか、佐野玲於のダンス見れるの?!



A 『あ、うん…？』



玲於 「お前分かってねぇだろ笑笑」



ﾄﾞｷﾝ



佐野玲於ってこんな笑顔で笑うんだ



玲於 「送ってってやるから、待っとけ」



A 『あ、ありがと///』



本当の佐野玲於は、表の佐野玲於みたいに



愛想は良くないけど



優しいのは一緒みたい
____________________________________
ガラガラとドアを開けると



亜嵐 「玲於、遅いよ〜」



中には3人いた



そして、一斉にこっちを見て



亜嵐、裕太、メンディー 「「「はぁ?!」」」



ですよね〜笑



佐野玲於を呼んだのに知らない女子がいるんだもん笑



メンディー 「あれ？五十嵐帰ったんじゃなかったのか？」



あっ！関口先生！



玲於 「さっき、廊下でぶつかった。足、捻ったって」



亜嵐 「だから、連れてきたの？」



あっ、こっちは今日目があった人



玲於 「そう。保険の先生いないし、歩けねぇってゆーから。」



祐太 「玲於、喋り方戻ってんで笑笑」



こっちは有名高校生ダンサーの中務裕太!!



玲於 「ぶつかった時怒鳴ってバレた」




やばい！みんな有名ダンサーばっか！



この人たちのダンス見れるとか



ぶつかってくれた佐野玲於に感謝 笑笑



って、興奮していると、急に



亜嵐 「ごめんね、足大丈夫？」



と、話しかけてきた先輩




てゆうか、顔近すぎ///



A 『は、はい///ちょっと痛いけど、大丈夫です///』ﾎﾟｯ




また、心臓がドキドキしだした



亜嵐 「名前は？俺は2年の白濱亜嵐」



今度は腕がくっつく距離で隣に座った白濱先輩



A 『五十嵐Aです///』ﾎﾟｯ



心臓の音聞こえちゃう///



って、考えていると…



玲於 「亜嵐くん、近い」



助けてくれたの…かな？



亜嵐 「これから、よろしくね、A(*⌒―⌒*)」ﾆｺｯ



A 『はい///』



この出会いからあんなことが起こるなんて



この時の私はなにも知らなかった

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