佐野玲於なんて大嫌い

episode19 ページ20

玲於 「ツーン」



えっ？めっちゃ怒ってる?!



さっきまでそんなことなかったのに



家まで遠すぎた？それとも、重すぎた？とか



いろんなことを考えていると



玲於 「えっ？お前ん家ここ？」



ぐるぐると考えていたから佐野玲於の声で我にかえる



見上げると家の目の前についていた



A 『そーだよ』



私の家は高層マンション



亜嵐 「まじ？ちなみに何階？」



A 『えっと、一番上です』



亜嵐 「うぉー！まじかよ！」



玲於 「お前の父さんって何してんの？」



A 『えぇーっと、なんといいますか』



亜嵐 「言えないの？」



A 『そーなんです、でも会えばたぶん分かっちゃうんですけど…』



玲於 「…」



ん？なかなか中に入ろうとしない佐野玲於



A 『あの、ここまでで大丈夫だから下ろしてくれる？』



玲於 「い、いや。責任もってお家の前まで送らせていただきます」



えっ？なんで敬語？



と思いながらもインターフォンを押す



？？？ 「はい」



A 『お父さん、私！開けて』



??? 「わかった」



エントランスを開けてもらい



エレベーターに乗り



25階を押す



ずっとしゃべってなかった佐野玲於は敬語で話してくるし



さっきまでしゃべってた亜嵐先輩はしゃべらなくなっちゃったし



二人ともどーしたの？



(ピンポーン 25階です)というアナウンスとともに



扉が開いた



亜嵐 「えっ？開いてすぐが玄関なの?!」



と驚いた声をだした亜嵐先輩



そう、私の家はエレベーターの扉があけば



すぐに家の玄関に繋がる



けど、マンションならどこでも一緒じゃないの？



A 『えっと…普通じゃないんですか？…』



玲於 「どんなけ金持ちなんだよ」



すると



HIRO 「Aお帰り」



とお父さんが玄関まで迎えに来てくれた



A 『ただいま、お父さん』



玲於・亜嵐 「「えぇぇぇぇぇ!!!!」」



やっぱり、ビックリするよね笑笑



亜嵐 「HIROさん?!」



玲於 「しかも、お父さんって!!」



亜嵐 「まじかよ!!」



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