うんうん、先生に呼び出されると緊張するよね。 解る? ページ1
まあ、班も無事?決まりまして・・・
朱莉さんとのんびりまったりお喋りをしてたわけですよ。
そんなとき!
「氷木さん、一寸いいかしら?」
先生に呼ばれました。 周りの方たちの視線が痛いね。
『はい』
廊下に出て、使っていない空き教室に入る。
『なんですか?』
「氷木さん、貴女苛められてない?」
うわあ、それ本人に直接言う?
『? 何故ですか?』
「見てれば解るわよ。 先生心配。 私は貴女の味方よ?」
味方、ねえ・・・
『有難うございます、心配していただき。 でも、朱莉さんや赤城君、転校生四人組もいますし、大丈夫です』
「そ、そう? 無理しちゃだめよ? 何かあったら絶対に私に相談すること。 良い?」
『はい。 では、失礼します』
嗚呼、苛つくなァ。
見え見えだよ、厄介ごとに関わりたくないって態度。
私が断ったらあからさまにホッとしちゃってさぁ・・・。
『本当に、先生って信用できない。 あの時だって・・・』
両親が亡くなった時。 両親がいなくなって苛められて、それでも先生はきっと・・・
と思って相談しても、いじめが起こった事実を認めたくない故に、遂に私とは目も合わさなくなっていった。
先生なんて信じない。
大人なんて信じない。
『精々良い教師を演じるの、頑張って。 後からじっくりゆっくりじわじわと、潰してあげる』
修学旅行前夜。 心配されるのは悪い気はしないけど・・・リンタロウが煩い。→
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なすび(プロフ) - りとのおへやさん» 有難うございます! これからもそう言っていただけるよう、頑張りますね! (2019年6月2日 21時) (レス) id: 6cdc79c834 (このIDを非表示/違反報告)
りとのおへや(プロフ) - めちゃめちゃ良かったです!中也オチマジで神!!!本当に、こんな神作品を読ませていただけて感謝しかないです! (2019年6月2日 20時) (レス) id: 534e38ce7a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なすび | 作成日時:2019年1月30日 21時