第78話 招待状 ページ31
ci「まぁ、そうですね。誰でも知ってる事なら話せますよ！」
『えっと、ではそれで』
ci「はい！」
私の返事に、彼は咳払いをする。
そして、まるでプレゼンでもするかの様に話し始めた。
ci「魔王様は...面白い事好きです！」
『...はぁ、ざっくりしてますね。例えば？』
em「魔王様は、よく様々な催し事を開き、それを一般に公開して市民との交流を深めている方なんですよ。
ci「ちょっ、エミさん！俺が言おうと思ってたのにぃ！」
イベント事か、魔界でのイベントってどんな物なのだろう。
国の幹部が参加しているって言うのは、芸能人が何かしているのと同じなのだろうか。
...んー、謎が深まるなぁ。
em「でも、今年はまたチーノ君参加するんやろ？」
ci「勿論！今年は絶対釣り大会一位取ったるからな！」
『え、釣り大会なんですか？』
ci「いえ！釣り大会はサブイベントですけど、俺は命かけとるんで！！」
...釣り大会にかける命って...何？漁師か何か？
熱く燃えているチーノさんに、私はちょっと仰け反った。
_____________
side tonton
Aさんがマナー講座をしている間、俺は彼女の為にN国について分かりやすく知る為の資料を製作していた。
後は、当日向かう為の馬車の準備、それからふうはや君の滞在許可書の発行。やる事は多い。
...Aさんの為にも、出来る夫の仕事はせんとな。
それに！最近充分な睡眠が取れてるお陰で！今なら四徹は出来そうや！！
そんな風にハイになっていると、書記長室の扉がノックされる。
返事をすると、入ってきたのはニヤニヤ笑ったグルさんだった。
俺はそれに溜息を着く。
tn「総統が簡単に外出んなや...ゴラァ」
gr「そう言うな。お前に渡したい物があってきたんや」
そう言うと、グルさんは一通の封書を俺に渡してきた。
俺には、とても見覚えのある物だ。
tn「あ、もうそんな時期か...」
gr「そう。コネシマはまたP国として出るからな」
tn「...って、今回の外交と日付丸かぶりやんけ！？」
gr「あぁ、だから彼等と直行していいぞ。それに、あの郷は人間の文化も使われているから、彼女の息抜きになるんじゃないか？」
その言葉に、俺はハッとなる。
...そうや、これでデートのリベンジ出来るやんけ...！
グルさん偶にはええ事言うやん！
俺の心は踊り始めていた。
gr「まぁ、楽しんでくるといい」
gr「魔王のお膝元...“前川郷”でな」
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まる(プロフ) - やっぱり“なる”様だったんですね、最初の直感当たってたの嬉しww 魔王も神も、u先やネタに関しても、来斗牙様の作品は伏線が分かりやすい上に、パッと分からなかった伏線もすぐ回収してくださる為ストレス無く楽しめています。更新、楽しみにしております! (10月13日 14時) (
レス) @page43 id: dba6e6f19e (このIDを非表示/違反報告)
mii(プロフ) - お久しぶりの更新、とても嬉しいです！ｱﾚ…魂の…ランタン…？まさかダンジョｎ(( (2023年4月1日 11時) (レス) @page43 id: 2d3cfb07c5 (このIDを非表示/違反報告)
sugeeee - 世界観がとてもかっこいいです！…外の神と魔王が全く分かりません……。 (2023年3月10日 14時) (レス) @page38 id: 1906228508 (このIDを非表示/違反報告)
トめAと@カド松(プロフ) - 外の神と魔王が察せる件について (2022年12月1日 21時) (レス) @page41 id: 8b7bdbc23e (このIDを非表示/違反報告)
ナイトジャー(プロフ) - 久しぶりにきたら投稿されててこれまた内容が素晴らしくて色々大変です(語彙力無)peさんとsnさんの掛け合いとか本当にありそうですもんね…。ネタのぶっこみ方が本当に尊敬します。 (2022年11月12日 20時) (レス) id: 8b9e251ed3 (このIDを非表示/違反報告)
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