第８話 叔父貴は気付く？ ページ9
side tonton
Aさんを召喚してから約二ヶ月が経過した。
俺は手元にある一枚の書類を書き上げると、歓喜に打ち震える。
tn「ひっ、昼前に終わった...ヨッッシャア！！勝ったァ！！やりましたよ！！勝ちましたぁ！！皆ぁーー！！やったよーー！！」
衝撃で執務机に膝をぶつけるが、そんな事気にならない程に俺は舞い上がった。
いやー、Aさんが的確に手伝ってくれるからホンマに俺の負担減ったし...あっ、今一人で良かったわ。誰かに見られてたら恥ずい。
少し冷静になり、俺は咳払いをして席に着く。
tn「...ホンマ、ええ嫁さん来てくれたなぁ。誠実で、仕事手伝ってくれて......ん？」
そこまで口に出して、俺は一つ引っ掛かりを覚えた。
誠実、仕事を手伝ってくれる。
...他は？
tn「.........アレェ？」
俺は焦りながら、頭に手を当て、脳をフル回転させる。
ちょ、ちょお待て。
最後にAさんと世間話したんは何時や。
使い魔の時？アレって確かもう二週間も前の話よな？
それからは書記長室で仕事・仕事・仕事。
話しても業務連絡...だけ、で。
え、待って？
tn「っこれじゃあ、ホンマにただの書記長補佐やんけ！？」
それに気付くと、俺の血の気は引いていく。
頭を抱え、机に突っ伏した。
そんな...俺、夫婦らしい事一つもしてあげられてないやん。
手伝いに胡座かいて、嫁さんを顎で使ってしまっていた？
い、いやいや。何もしてない事はないやろ！
例えばAさんに、シロ君の保護を許可したり、使い魔を勧めたり......って。
tn「魔獣の事ばっかやん！アホやろ俺ぇ！！？」
思わず涙が出てくる。
...俺、Aさんの事何にも知らんなぁ。
でも、今更何をしたら？
ぐるぐると悩んでいると、ふと扉がノックされた。
ｶﾞﾁｬ
sha「トントーン、書類...って何この負のオーラ」
tn「あぁ...シャオロンか。そこ置いといてくれ、後で見る...」
sha「いや置きにくいって。何、Aに嫌われでもした？」
シャオロンの何気ない一言が、俺に突き刺さる。
反応の無い俺に、シャオロンは狼狽えながら「...えっ、本当に？」と零した。
tn「嫌われては無い...と思う、まだ」
sha「まだって...え？マジで何したの？」
tn「...ナニモシテナイ」
sha「はぁ？」
俺は、少しずつ現状について話していく。
すると、シャオロンはキョトンとした顔で口を開いた。
sha「えっ、そんなんデートでもすれば良くね？」
思わず、人型に戻った。
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つばき - 沼…決定的成功……探索者………なるほど？？？？大好きです！！！！！！！(大声) (2021年11月23日 23時) (
レス) @page45 id: f38a77f071 (このIDを非表示/違反報告)
毎日たこ焼き - ロリ妻…ｸﾞﾌｯｯｯ (2021年11月17日 20時) (レス) @page43 id: d89fb8bcc6 (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - 俳優の…さん何処いっちゃった…え…あの人…とソワソワしております！ (2021年10月28日 22時) (レス) @page36 id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
ソノ - 面白そうだと思ったら、くるとがさんだとは…、読ませていただきます！ (2021年10月19日 13時) (レス) id: 24deaf33a5 (このIDを非表示/違反報告)
夢屋(プロフ) - ド|ズ|ル|社の皆さんが登場するとか聞いてません。本当最高です 。有難う御座います。 (2021年10月18日 23時) (レス) @page29 id: 6a562a9c6a (このIDを非表示/違反報告)
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